1999年1月号

1999年 新年のごあいさつ

宮 道   繁
(株)エム・システム技研
代表取締役
 あけましておめでとうございます。
 長銀問題から銀行への資本注入による貸渋り対策へと、金融問題が進展を見せた年も明けました。今年は、次のステップへの方向が見える年になってほしいものです。
 赤字国債発行による大幅減税も、いずれつけが国民にまわってくるものと思えば、喜んではいられません。地方自治体の税収不足は深刻だと伝えられています。
 この環境をチャンスにしていってこそエム・システム技研だ、と考えて見直しますと、今やらなければならないことが山のようにあります。
 世は、今やパソコン時代といってよいほどになっています。パソコンは個人のホビーの段階をはるかに超えて、工場に事務所に、広く便利に使われるようになりました。
 WindowsというOSがパソコンを一挙に便利にしました。その巨大なソフトを苦もなく処理できる高性能な高速ペンティアムが、パソコン時代をサポートしました。
 こうして普及したパソコンは、気が付いてみたら低価格で高性能な超小形コンピュータを実現していました。
 このパソコンを利用する、超分散形DCSシステムの実現をねらって開発したパソコンスーパーDCS「MsysNet計装システム」は、従来では考えられなかったほどの価格破壊力と取扱いの容易さで、予算に制約のあるユーザーに今こそ大歓迎を受ける内容になっています。
 パソコンにのせる監視操作ソフトも、エム・システム技研の開発によるWindowsNT版SFDNが完成し、またたくうちに100セットを出荷しました。
  「MsysNet計装システム」は、システム設計から装置の運転立上げまですべてをお客様にお願いし、エム・システム技研はもっぱら標準ハードと標準ソフトだけを部品販売していく方針を貫き、お客様には無料のセミナーにご出席いただき、実物を手に取って実習しながらマスターしていただくようにしました。
 昨年11月には、お客様のご相談相手を務めるシステムインテグレータを引受けていただける会社にお集まりいただき、「エムシスネットクラブ」を発足いたしました。
 驚いたことに、上記の第1回の設立総会には、北は北海道、南は九州の各地から、約40社もの希望会社が出席され、大盛況であったことを見ると、この商品企画はパソコン時代と経済合理性を求める社会の要求にマッチしていたものだと確信致しました。
 昨年10月にヒューストンで開催されたISA EXPO 98では、パソコンネットワークDCSが当然で、アメリカはもうすでにパソコン計装時代の第2世代に入っていると感じました。パソコン用監視操作ソフトを作っているソフトメーカーが、大手計装メーカーを上まわる巨大なブースを列べて大きな説明会場を設営していたのは印象的で、そこで発表されている画面は実に細かく美しく便利にできていて、激しい競争を展開している様子が窺えました。
 今年は多くのユーザーに「MsysNet計装システム」をご評価いただき、日本にも安くて便利でわかり易いパソコンDCSを実現していただけるよう努めたいと存じます。
 パソコンデータロガー、パソコンスーパーテレメータのほか、普通の電話回線や携帯電話を利用したデータ集中監視システムなど、「MsysNet計装システム用部品シリーズ」を組合せるだけで、容易に実現します。
 パソコン記録計MSRも、大幅に、便利なバージョンアップを終了し、売れ行きを加速しています。
 今年こそ、パソコン計装普及を加速する1年にして、不況をぶっ飛ばしたいと考えております。
  『エムエスツデー』でこれらの実績情報を時々刻々とお伝えして参りますので、本年もどうぞよろしくご愛読のほどをお願い申しあげます。        ■
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