1999年6月号 | |||||
ネットワーク計装部品MsysNetシステムMsysNetニュースNo.47 | |||||
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製 品 情 報 ●監視 操作ソフト(形式:SFDN)の新バージョン 昨春販売開始したWindowsNT版監視操作ソフト(形式:SFDN)については、これまでにも機能改善のバージョンアップを重ねてきましたが、このたび、さらに大きな機能を追加しました。以下、この追加機能の内容について説明します。 【バッチ報機能】 帳票については、これまでのバージョンでもSFDNに付属しているEasyReport(帳票パッケージ)を使用し、定型的な日報、月報、年報の作成が可能です。また、EasyReportから出力されるCSV形式をMicrosoft社製の表計算ソフト“Excel”で読み込んで編集することもできます。具体的な方法については、本誌1998年11月号の本欄「SFDNとExcelの共存」をご参照ください。 バッチ報機能は、プロセスデータの収集および帳票機能であり、SFDNで登録されたレポートタグの中の任意データを指定して収集する点は、EasyReportと同様ですが、収集タイミングを外部ステータス信号の変化に同期、もしくはパソコン内のクロックに同期させることができます。指定のタイミングで、データを収集し、Excelのワークシート上に直接展開します。したがって、収集定義(収集するデータや収集タイミング、データの展開先の指定など)や帳票フォーマットの自由度が大幅に広がります。 バッチ報では64のグループ単位で独立した収集定義が可能であり、1グループ当たり32項目のデータを収集できます。バッチプロセスでのデータロギングや不規則なタイミングでの帳票作成用として最適な機能です。 図1にタグ定義例、図2にデータ読込み結果例を示します。 【レシピ機能】 プロセスでは、しばしば工程ごとに条件の変更を行う場合があります。レシピ機能は、下位計器に対するパラメータのダウンロード機能であり、そのような場合に有効です。 従来のバージョンでも手動ダウンロードは可能ですが、Excelを使うことによってデータ定義と操作を容易にしました。また、自動ダウンロードもできるようになりました。 本機能では、銘柄という概念の単位であらかじめ設定したパラメータ群(銘柄データ)の中から、任意の銘柄データを任意のタイミングで(手動操作、外部のステータス信号の変化に同期、もしくはパソコン内のクロックに同期して)、対応する下位計器へ一括してダウンロードすることができます。銘柄データとダウンロードのタイミングはレシピ定義(図3)で設定します。銘柄の指定やダウンロード操作、ならびに銘柄データの確認や修正はExcel上から可能であり、操作、監視の画面は自由に設計できます。また、あらかじめ指定した銘柄をスケジュールに従って自動的にダウンロードすることもできます。 レシピ機能では独立した8グループのレシピ定義が可能であり、それぞれのグループがもつ銘柄データ群の数に制限はありません。多品種少量生産のバッチプロセスや銘柄管理が必要なプロセスの自動化に威力を発揮します。 バッチ報、レシピ機能の追加に 伴うオペレータズユニット(形式:OPU)、およびSFDNの価格の変更はありません。ただし、OPUにはExcelがプリインストールされていませんから、バッチ機能を使用する場合は、Excelをインストールする必要があります。 エムシスネットクラブ新メンバーのご紹介 本誌の1999年1月増刊号と同年4月号で、本年1月15日までに入会されたメンバー会社と、すでに入会済で、新たに公表を希望されたメンバー会社を一覧表にしてご紹介しましたが、その後、3月25日までにさらに15社が入会され、総会員数は81社になりました。 新たに入会されたメンバー会社は表1に示すとおりです。 エムシスネットクラブメンバー紹介 今回は、関西計装エンジニアリング(株)の武村様にご寄稿いただきました。 ●エムシスネットクラブメンバー 関西計装エンジニアリング 株式会社 武村 健仁 様 〒613-0914 京都府京都市伏見区淀生津町 610-2 TEL. 075-631-5100 FAX. 075-631-0170 設 立:平成4年3月3日 資本金:2800万円 従業員:15名 私たちは「EICの工務店」です。 E:ELECTRIC I:INSTRUMENTATION C:COMPUTER CONTROL あえて「工務店」を標榜しているのは、現場から学ぶことを忘れた技術のはかなさを戒めるとともに、文字どおり知恵を働かせ、汗を流して産業社会に貢献したいという願いの表れです。 私たちは、工業製品の製造現場で発生する困難な課題を解決するキーテクノロジーをお届けすべく、省エネルギー、自動化、CIM化の身近なパートナーとして、長年培ってきた技術力を基に、自動制御システム、計測監視システムのプラニングから設計・製造・施工・アフターサービスまで、一貫したEIC統合化のご要求にお応えできる電装・計装の専門家集団です。 とくにガラス業界では、長年の実績を基に開発した「ガラス生産プロセス統合管理・制御システム」“GLASS BRAIN”を携え、世界に通用するビジネスの展開を図っています。 私たちは、省力・省エネルギーのために得意専門の知識、技術、技能を活かすことにより、地球に優しい、人に優しい企業を目指し、日々研鑽を積み、力強く躍進を続けます。 ■ 【(株)エム・システム技研 営業技術部】 |
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