1998年11月号

ホットライン日記

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Q 食品加工工場ですが、現場の既設設備に測温抵抗体(Pt100)を取付け、測定した温度を監視室に伝送する計画をしています。しかしながら、現場と監視室の間には1対(2芯)のケーブルしかありません。すなわち、導線抵抗キャンセル用の「3線式」方式とすることができません。また現場には計装電源がありませんが、1対のケーブルだけで温度信号を伝送する方法はありませんか。

A 2導線入力の測温抵抗体変換器の特注品製作は可能ですが、導線抵抗のキャンセルを行うためには現場でのゼロ・スパン調整が必要です。エム・システム技研では、電源線と信号線を共用する2線式変換器B・UNITシリーズの測温抵抗体変換器(形式:BR)を用意しています。BRを現場に、監視室にディストリビュータ(形式:YVDなど)を設置すれば、監視室側から共用2本線にてBRに電源(DC24V)を供給するとともに、測定した温度信号(DC4~20mA)を得ることができます。また、YVDを使用することにより、フィールドと絶縁するとともに、所望の計装信号を出力できます。

Q FA工場ですが、モータ制御用にインバータを多数採用しています。三菱電機製インバータ制御のために、回転速度を監視したいと考えています。以前、エム・システム技研の製品で、形式の末尾に“-ME”と付くインバータ監視用パルス変換器の資料を見たことがあるのですが、通常のパルス変換器とはどこが違っているのですか。

A “-ME”はパルス変換器の入力に関する特注製品です。三菱電機製インバータのFM端子から出力される電圧パルス信号0~1440Hz(L:1V以下、H:8V以上)の監視用信号には、±1V(2Vp-p)信号が重畳しています。“-ME”は、この重畳信号を無視し、真値を検出するための入力処理を行っています。三菱電機以外のインバータの回転速度監視については、別途ご相談ください。なおエム・システム技研では、回転速度監視用だけでなく、負荷側の高周波をともなう電流監視用変換器(インバータ対応CT変換器 形式:CTH)も用意しています。

Q 薬品工場ですが、反応釜の温度監視を行うため、温度表示とともに上下限警報を得る必要があります。また、警報設定値も表示したいのです。最適な製品を紹介してください。なお、検出端は熱電対(TYPE K)です。

A 熱電対の信号を直接入力し、温度に比例した警報設定値を表示できるデジタル設定形温度センサ入力警報器(形式:KS2TR)をお使いください。KS2TRは、ヒステリシス:0~102%可変、ONディレータイマ:0~10秒可変、電源ONディレータイマ:0~20秒可変の機能をもち、サイズは小形で48mm角です。

Q 直流電力を測定したいのですが、変換器を組合せて実現できますか。対象とする電圧はDC0~300V、電流はDC0~1Aです。

A DC0~300Vは、みにまるシリーズの直流入力変換器(形式:M2VS)に直接取込んでDC1~5Vに変換し、DC0~1Aはシャント抵抗を別途ご用意いただいて、DC0~60mVに変換したのち、M2VSに取込んでDC1~5Vに再変換します。これら2つのDC1~5V信号を乗算器(形式:MM)へ入力し、演算出力するのが良いでしょう。

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