1998年12月号 | |||
ホットライン日記 | |||
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Q 現場に別々に設置された2台の薬液注入タンクがあり、それぞれスケールの異なるレベル計を使って薬液量を測定し、現場指示を行っています。これら2台のタンクの薬液の合計量を中央で監視したいと考えていますが、このような用途に適した信号変換器はありますか。 A デジタル式演算変換器(形式:JF)で、加減算の機能を使えば容易に実現できます(図1参照)。加減算の式は次のとおりです。 X0=K0{K1(X1+A1)+K2(X2+A2)}+A0 X1:入力1 X2:入力2 X0:出力(演算結果) K0、K1、K2:ゲイン A0、A1、A2:バイアス ゲインやバイアスはプログラミングユニット(形式:PU-2A)を使えば、現場でも変更できます。 |
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Q プラグイン形のCT変換器には、入力端子にCTプロテクタ(形式:CTM)が付いており、これは、本体を抜差したときにCTトランスを保護するためだと承知しています。しかし、CTMの仕様書に記載のブロック図を見ると、この素子はダイオードです。ダイオードが使われていても、CT変換器への入力電流が常に0%にならないのはなぜですか。 A CT変換器の入力抵抗値は数mΩです。入力信号として、最大AC5Aの電流が流れたときの入力端子間電圧は、入力抵抗値が50mΩとしても0.25Vにしかなりません。CTMの内部のダイオードは、0.6V以上の電圧が加わらないと電流が流れません。したがって、CT変換器の入力信号に影響を与えることはありません。 |
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Q 現在、熱電対による温度測定信号を、直接、温度調節計に接続して温度制御を行っています。この接続のまま、新たに記録計を付加設置したいのですが、何か良い方法はありませんか。 A エム・システム技研のカップル変換器(形式:TCS)のバーンアウトなし形を使用し、図3のように、温度調節計と並列に接続して、その出力を記録計の入力としてください。なお、バーンアウトなしを使用する理由は、バーンアウト付カップル変換器では、通常は上方バーンアウト(断線時出力上方振切れ)を採用しており、この場合、断線検出電流(0.1μA)が熱電対に流れるため、導線抵抗とこの電流によって生じる電圧が熱電対の起電力に加算され、既設の温度調節計に誤差を生じるためです。 |
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Q MsysNetのテレメータを使用して遠方監視を行っています。現在は接点信号だけを伝送監視していますが、アナログ信号を12点程度追加して取込みたいと考えています。なお、信号や点数の追加は非常に簡単だと聞いて安心しています。そこで、さらに、親局側でパソコンを使って処理しようと思い、また、オペレータズユニット(形式:OPU)を用意するには予算的に無理があるため、レコーダに取込む予定です。どのような機器構成にしたら良いでしょうか。 A まず、子局側のアナログ信号を処理するためにリモート入出力ユニット(形式:SML)を追加し、さらに、親局側に通信レベル変換器(形式:LK1)を追加することにより、パソコンレコーダソフト(形式:MSRS32)に接続すれば良いでしょう(図4参照)。 *MsysNetはエム・システム技研の登録商標です。 |
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