エムエスツデー 2020年1月号

Products Review
タッチパネル付カラーLCD表示形、Modbus・NestBus通信、拡張カード機能付
シングルループコントローラ
(形式:SC200W/SC210W)
SCシリーズのご紹介
フルスペック!新世代 プログラマブル調節計
・精細な大形カラー液晶を搭載しました。(4.3型TFT、256色 480×272ドット)・タッチパネルにより簡便に操作できます。
・幅広いユーザアプリケーションに対応する高度な制御・演算機能が付いています。
・余裕あるI/O点数、幅広いインタフェース仕様です。
・各種エンジニアリング機能により優れた保守性を実現しました。
リプレース工事向けに最適です
・調節計の国際標準サイズ(W72×H144mm)を継承しています(*1)。・従来のPID調節計(機能固定形およびプログラマブル形)の機能をもれなくカバーしました。 (*1) IEC61354(DIN43700)準拠

過酷なプロセスユースを前提とした高い信頼性
・制御/表示/入出力の処理を専用CPUで機能分散しています。・マニュアルバックアップユニット内蔵モデルも用意しました。
優れた拡張性(SC200)
・Modbus/TCP、Modbus-RTUにより上位と通信できます。・I/O 拡張用Bus(NestBus)によりリモートI/Oユニットを増設できます。
・収集されたトレンドデータをPCに読み出しできます。(設定用通信ポート経由)(*2) (*2) 専用コンフィギュレータソフトウェア(形式:SCCFG)によりCSV形式にデータ変換、ファイル保存ができます。ソフトウェアは、エム・システム技研のホームページから無料でダウンロードしていただけます。
驚きのコスト・パフォーマンス
プログラマブル調節計になくてはならない計器ブロック
シングルループコントローラSCシリーズは、簡単で便利な計器ブロックを搭載しています。必要に応じて計器ブロックを登録して使用しますが、ブロックの機能ごとに登録できる数に制限があります。高度な演算プログラムや複雑な演算プログラムになると、この数が不足する場合がでてきます。このような場合は、リモート入出力ユニット(形式:SML)を通信ネットワークで接続して、使用できる計器ブロックを拡張する必要がありました。
計器ブロックの数を2倍にしました。
シングルループコントローラ(形式:SC200W/SC210W)は、従来のシングルループコントローラが実装している計器ブロックに加えて拡張カードを備えることによって、使用できる計器ブロックが2倍になりました。拡張カードには計器ブロックと同等の機能が実装されていて、シングルループコントローラ2台分の演算を実現します。
拡張カード番号
計器ブロックを搭載する拡張カードは、カード番号(0〜F)で管理されます。拡張カード番号は、本体カード番号に1を足した値になり、機器間伝送端子ブロックで本体カードと拡張カード間の情報をやりとりします。
プログラマブル調節計 SC200Wの計器ブロック(*3)概念図
(*3)詳しくはエム・システム技研ホームページよりダウンロードできる技術解説書「ネットワーク計装部品MsysNetシステム 計器ブロックリスト(NM-6461-B)」をご覧ください。 ビルダーソフト(形式:SFEW3)は、エム・システム技研のホームページから無料でダウンロードしていただけます。
[拡大図]