2000年10月号 | |||||||||||||
DeviceNet用避雷器
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㈱エム・システム技研 開発部 | |||||||||||||
DeviceNetのネットワーク仕様はオープン化されているため、異なるメーカーの機器間での通信が容易に行え、その高速性やコストパフォーマンスの高さなどがユーザーに受け入れられ、非常な勢いで普及しつつあります。 エム・システム技研でも、温度、圧力、流量などのアナログ信号をDeviceNetに簡単に接続できるマルチアナログ伝送器(形式:M2BD、図1参照)を発売し、ご好評をいただいています。 さて、エム・システム技研は、このたびDeviceNet用避雷器(形式:MD-DNM、MD-DNS、図2参照)を発売することになりましたので、その特長、使い方などについて、ここにご紹介します。
●1台で、通信ラインの信号回路と電源回路の両方を保護します。 ●サージ吸収素子の異常によるヒューズ切れを表示するとともに、接点信号として出力します。
中央側(マスタ側)のパソコンまたはPLCの保護用には、DeviceNet用避雷器(形式:MD-DNM)を使用します。すなわち、マスタ側のDeviceNet機器からスレーブ側に対して直流電源8Aが供給されるため、電流容量の大きいMD-DNMを使います。また、現場側(スレーブ側)のDeviceNet機器、たとえばマルチアナログ伝送器(形式:M2BD)の保護用にはMD-DNSを使用します。
MD-DNS(スレーブ用) ●機器仕様 構 造:平形ボックス構造 接続方式:コネクタ形端子台 ハウジング材質:難燃性黒色樹脂 警報接点:ヒューズ断時ON ●定格負荷:DC30V 0.5A 異常表示:ヒューズ断時に異常表示窓にて白色で表示 ●設置仕様 使用温度範囲:-5~55℃ 使用湿度範囲:30~90%RH(結露しないこと) 取 付:壁またはDINレール取付 寸 法:W100×H105×D40(mm) 重 量:約400g ●性 能 放電開始電圧 ●通信ライン 線 間:±5Vmin 線-接地間:±500Vmax ●電源ライン 線 間:30Vmin 線-接地間:±500Vmax 制 限 電 圧 ●通信ライン 線 間:±10Vmax 線-接地間 : ±650Vmax ●電源ライン 線 間:40Vmax 線-接地間:650Vmax 応答時間:0.1μs以下 放電耐量:5000A 最大負荷電流 ●通信ライン:100mA ●電源ライン:8A(MD-DNM)、1A(MD-DNS) 内部直列抵抗 ●通信ライン:2Ω×2 ●電源ライン:0.1Ω以下 (インダクタンス1mH) 漏れ電流 ●通信ライン:0.3mA以下、±5Vにて ●電源ライン:50μA以下、30Vにて ●線-接地間 :20μA以下、±140Vにて 最大線間電圧 ●通信ライン:±5V ●電源ライン:±30V
ご質問などがございましたら、エム・システム技研ホットラインまでご連絡ください。 ■ |
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