2001年1月号 | |||||||||
Interface & NetworkNo.9 | |||||||||
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エム・システム技研では、この数年間、電話回線を使用した遠隔監視装置をご提供して参りました。その中の代表的な製品として、テレロガー(形式:TLX)、メモリテレカプラ(形式:TLZ、TLZ1)があります。その主な機能は、遠隔地に設置され、アナログデータや運転・異常状態のトレンド記録、異常発生時の通報などです。 TLXを例に挙げると、電話・FAX・ポケベルなどへの異常通報は、TLX側の設定だけで可能になりますが、パソコンへの通報、パソコンからのデータの取得には、TLXとパソコン間での通信処理が必要です。この通信処理は、ASCII通信で行われるため、それほど難しい内容ではありません。しかし、通信エラーの処理などテストに時間がかかります。TLCOMはこのための開発工数の低減を目的としたライブラリです。TLCOMはVisualBasic6.0に対応しており、表1に示すような各種のメソッドを用意しています。このメソッドを使用することにより、通信、データ取得、通報などの機能が、作成するアプリケーションに提供されます。取得したデータはテキスト形式のデータファイルとして保存されるため、直接Excelなどに取り込むことが可能です。TLCOMの利用方法についての理解を助けるため、サンプルプログラムをソースとともに添付しています。 使用環境条件は、Windows98またはWindowsNT4.0 ServicePack3以上で、VisualBasic6.0が使用される環境です。定価は35,000円です。 図1にパソコン上のソフトウフェア構成を示します。 本誌では、2000年11月号の「お客様訪問記」で、TLCOMを使用したシステムをご紹介しています。 なおTLCOMは、えむとーく(形式:TLM)用のライブラリも提供しています。 *テレロガー、メモリテレカプラ、えむとーく、MsysNetはエム・システム技研の登録商標です。
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