2001年6号

ホットライン日記

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Q リレーON/OFF用交流電源入切スイッチを遠方に設置したところ、リレーがONのままの状態になってしまいました。ケーブルの浮遊容量 注)が原因と考えられますが、問題を解決する方法はないですか。

A 対策として、接点分配器(形式:KMT)の採用をお奨めします。KMTの本来の用途は、1つの接点入力を2つの絶縁された接点出力に分配することです。この場合は、入力回路が直流動作であって、浮遊容量の影響を受けないことが前提になっているわけです。なお、許容される導線抵抗は往復で3kΩ以内であり、計装関係で通常使われている電線(2スケア線)の場合、1kmあたりの抵抗は約20Ωですから、スイッチを最大75km離れたところに配置できます。
 注)浮遊容量について:2本のケーブルの電線間には浮遊容量 (図2参照)があります。ケーブルを延ばすと、この容量が増大し、電線間の交流抵抗(インピーダンス)が減少するため、スイッチをOFFにしているにもかかわらず、リレーがONになると考えられます。

Q こちらは化学工場です。シーケンサ(MELSEC)を用い、現場の熱電対、測温抵抗体などのセンサ信号をCC-Linkを介して監視室に集めることを検討しています。以前、マルチアナログ伝送器(形式:M2BC)とみにまるシリーズを採用したことがありますが、この設備の場合、みにまるの直流信号を指示計などに直接供給できません。また今回の計画では、調節計のPV値用としてDC4~20mAが必要です。何か良い方法はないですか。

A
 絶縁2出力超小形信号変換器ピコマルシリーズとマルチアナログ通信ユニット(形式:61C)の組
合せで対応できます。多連ベース(形式:M8BS2)に登載した変換器(形式:M8TSなど)は、絶縁2出力です。第1出力は61Cの入力に使用し、第2出力はM8BS2の端子台からDC4~20mA、DC1~5Vなどの直流信号として得ることができます。ピコマルシリーズには、直流入力、ディストリビュータをはじめ、各種センサ入力用を用意してしています。また、マルチアナログ通信ユニットとしては、61C(CC-Link)以外に61D(DeviceNet)、61T(Tリンク)、61M(Modbus)も用意しており、各種のオープンネットワークに対応できます。
*みにまる、ピコマルはエム・システム技研の登録商標です。

Q 測温抵抗体(Pt100)入力で、2出力が必要です。第1出力は温度レンジ-100~+200℃に対して、また第2出力は温度レンジ0~200℃に対してともにDC1~5Vの出力を希望しています。本来なら測温抵抗体変換器を2台使えば良いのですが、設置スペースが足りません。何か良い方法はありませんか。

A 絶縁2出力小形信号変換器みにまるW2シリーズの測温抵抗体変換器(形式:W2RS-360-□)をご使用ください。ただし、入力レンジは1種類しか指定できないため、-100~+200℃と指定します。そして、第2出力のレンジをDC-1~+5Vと指定すれば、1~5Vが0~200℃に対応することになります。

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