2001年12月号

エム・システム技研のCS(顧客満足)向上活動

 
 エム・システム技研では、品質向上、よりグローバルな企業を目指し、1997年11月にISO9001の認証を取得しました。以後、品質保証部が中心となって、定期的な内部監査や外部機関による監査を続け、P-D-C-Aサイクルを繰り返しながら、全社に品質マネジメントシステムを定着させてきました。本稿では品質マネジメントシステムの中の一つの目標である、顧客満足度の向上について、エム・システム技研がどのように取り組んでいるかをご紹介します。
 製品や品質に関する社内プロセスを向上させるためには、それらの不適合部分を抽出し、その是正処置を講ずることから始まり、再発防止のための組織的な予防処置を定着させることが求められます。製品における不適合品や社内プロセスにおける不適合は比較的見つけやすく、その都度、是正処置会議が行われ品質システムの向上につなげています。しかし、顧客の満足度となると、顧客の個々人によりその尺度が違い、満足度合の測定ができにくいなど、不適合部分が顕在化しにくく、その分効果的な是正処置が困難となりがちです。エム・システム技研でも顧客満足度向上のための活動をいろいろと模索してきた結果、現在では営業部が中心となって次のような活動をしています。

ホットライングループ
 お客様の窓口として、東西両営業部および海外営業部にホットライングループを設けています。ホットライングループは、システム構築のご相談、製品の問合せ、納期の確認、トラブル相談など、お客様へのサービス向上のための「何でも相談窓口」です。「その場で解決」をモットーとし、お客様の身になってソリューションをご提供します。また、同じ問題をかかえるお客様のために、それらの問題事例を『エムエスツデー』誌に「ホットライン日記」として掲載しています。
MKセミナー
 進化し複雑化する計測制御の世界において、社員の技術教育は企業にとっても重要な課題です。エム・システム技研ではお客様へのサービスの一環として、計装技術教育を目的とした「MKセミナー」を大阪本社および東京支社で毎月開催しています。このセミナーの特徴は、実機材を使用した実習に重点を置いているところにあります。机上の講義だけでなく、豊富な機材を使って実際に動作を確認していただき、経験による生きた技術を身につけていただけるよう工夫しています。

エムエスツデー
 お客様のご愛顧をいただき本誌『エムエスツデー』は創刊10年目を迎え、発行部数は毎月5万5千部に及ぶまでになりました。お客様にエム・システム技研の新製品を知っていただくことを主な目的としていますが、内容はそれにとどまらず、最新の技術や業界の動向など、お客様にとって有益と思われる情報を選りすぐって掲載しています。おかげさまで「今後も続けて欲しい」「社員教育の教材として使っている」など、ありがたいお声をいただいています。

顧客満足度情報の収集と是正処置
 主に『エムエスツデー』の読者を対象に、年1回ダイレクトメールによるアンケート調査を実施しています。アンケートでは製品はもとより、エム・システム技研に対するご意見ご要望などを多数いただいています。今年7月に行ったアンケートの回収率は約8%の4千件でした。これらのアンケートの中からご要望ご不満などについて、個別に電話または訪問させていただき、お客様の声を直接伺い情報として蓄積しています。また、その情報はマネジメントレビューで審議され、是正処置が講じられます。
 品質マネジメントシステムの維持管理は、グローバル社会に生きる企業にとって社会責任ともいうべきシステムとなっています。エム・システム技研はこれからもグローバル社会の一員として、ISOに準じた品質マネジメントシステムの維持管理に努め、お客様の信頼に応え、社会に貢献する企業を目指して行きます。
これからもエム・システム技研へのご意見、ご要望をお待ちしています。               ■

【(株)エム・システム技研】
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