2002年1月号

Application Note ーこんな使い方がありますー

 
15・RACKTシリーズ
 15・RACKシリーズ今回は、PLC計装に最適な変換器、フィールド側絶縁2チャンネル変換器「15・RACK」シリーズをご紹介します。
 近年の電子技術の発達は、PLCの性能とコストパフォーマンスを著しく向上させました。通信の分野においても、各社がEthernet、DeviceNetなど世界標準のバスに対応した通信ユニットを用意し、ユーザーフレンドリーな製品群を提供しています。最近では、DCSまがいの複雑な演算機能をもったPLCも登場し、従来の工業計器に取って代わろうという勢いです。
 PLCを計装・制御で使用する場合に問題となるのが、現場および各チャンネル間の絶縁です。一般にPLCの入出力はコモン共通であり、チャンネル間は絶縁されていません。一方、ノイズや異常信号からPLCを守るため、現場との間でやり取りする信号は絶縁してPLCに結合する必要があります。15・RACKシリーズは、このようなフィールド絶縁、計器側マイナスコモンという場合に最適な変換器です。また、2チャンネルにすることでチャンネル当たりのコストを下げ、設置スペースも最小に抑えています。図1にその外観を示します。19インチの標準ネストには16台まで収納することができます。表1には製品の種類を、図2にはカップル変換器に例をとって、そのブロック図を示します。
 PLCはパソコンとの親和性が高いため、マンマシンインタフェースはパソコンで、制御はPLCでという計装が安価に、また簡単に実現します。図3(a)は、出力アイソレータを使用し、PLCで温度コントロールをする例を示します。図3(b)は、CT・PT変換器を使用し、PLCをパソコンのリモートI/Oとして電力監視を行っている例を示します。
 PLCは今後もその機能を拡大し、計装・制御の世界にその地位を確立して行くものと思われます。PLC計装のフィールドインタフェースは、エム・システム技研の15・RACKにお任せください。 ■
 【(株)エム・システム技研 広報室】
 
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