2002年1月号

Interface & Network

 No.20
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製 品 情 報
 ●「Webカメラ」
 最近、工業計測の分野においても、TVカメラで捕らえた遠隔地の画像を、パソコン(以下「PC」)の画面上でリアルタイムに監視できる製品やシステムの需要が高まっています。これまでも、このような目的で使用できる製品として、簡易的な単品製品から高機能なシステム製品まで様々なものがありました。たとえばエム・システム技研には、画像の伝送に一般電話回線を利用でき、シンプルな構成が特長のテレカプラ・アイ(形式:TLKS)という製品があります(本誌1999年2月号参照。なお、本誌のバックナンバーはホームページ(https://www.m-system.co.jp/)上でもご覧いただけます)。
 さらに近年では、Web環境を利用して、より高速に画像を伝送できる、便利でコストパフォーマンスに優れた製品が登場しています。
 そのような製品の一例として、(株)メガチップス社製の画像配信サーバ「eWatch」と「OpennetView」をご紹介します。これらの製品を使用した画像監視システムは、一般に「Webカメラ」と呼ばれています。

 ●画像配信サーバ
  「eWatch」および「OpennetView」は、カメラで捕らえた映像データをネットワーク経由でPCなどのクライアントに配信できる、小形・軽量の画像配信サーバです(図1参照)。画像を配信するネットワークとしては、通常Ethernetによる構内LANが利用されます。また、ダイヤルアップルータを経由してISDN回線に接続することによって、イントラネットを利用することもできます。
 クライアント側のPCには特別な画像受信用ソフトを必要とせず、通常、PCのOSに付属するエクスプローラやネットスケープなどのWebブラウザによって画像の受信ができます。また、Webブラウザからは、画像サーバに接続されたカメラのパン(左右の振り)、チルト(上下の振り)などのリモートコントロールが可能です。
  「eWatch」の場合は4台のカメラが接続でき(ただし、カメラのリモートコントロールができるのは1台だけです)、さらに画像と同時に音声の双方向伝送が可能です。「OpennetView」では、カメラを1台だけ接続でき、リモートコントロールが可能です。しかし、音声の伝送機能はありません。いずれの製品も、LANとして10MbpsのEthernetを使用した場合、最大30コマ/秒のスピードで画像を配信できます(320×240ピクセルの解像度の場合)。ISDN回線(INS64)を経由したイントラネットの場合は、約2コマ/秒になります。

 ●Webカメラの応用例
 Webカメラの最大の特長はLANやイントラネットなどのWeb環境を利用できる点にあります。この特長を生かして、エム・システム技研のデータロガー製品「MSデータロガー」とLANを共用してシステムを構成した例を図2に示します。
 このシステムでは、MSデータロガーのSCADAソフト「CITECT5」とWebカメラの画像監視のためのブラウザソフトが1台のPCを共用し、ウィンドウの切替えによりSCADA画面と画像画面の両方を監視しています(もちろん、それぞれの画面監視のため個別に2台のPCを設置してもかまいません)。  ■

Webカメラについてのお問合せ先:
 英和 株式会社 http://www.eiwa-net.co.jp
 担当:明石 様 akashi@eiwa-net.co.jp
 〒141-0031 東京都品川区西五反田2丁目9番4号
 TEL:03-3493-3771  FAX:03-3493-3579

テレカプラ・アイはエム・システム技研の登録商標です。

【(株)エム・システム技研 東京営業部 ホットライングループ】
 
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