2002年3号 | |
ホットライン日記 | |
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Q 炉内温度を500℃まで上げるため、DC4~20mAの制御信号でバルブを開きたいと考えています。計算上では、バルブを12時間ほどかけて全開させれば、500℃までうまく上がって行くはずです。等速応答変換器(形式:CR)を使えば、徐々に増加する出力信号が得られるようですが、標準スペックのCRでは、100%の応答時間を最長でも40秒までしか調整できません。さらに長時間の応答時間まで設定できる製品はありませんか。 A マニュアルセッタ(形式:MXMS)という新製品があります。MXMSはノコギリ波、正弦波、任意のプログラム波形などを、9999分以内のあらかじめ設定した時間を1周期として出力しますから、これを使用され、周期720分(=12時間)、初期値DC4mA、最終値20mAのノコギリ波を出力するように設定されると良いでしょう。 |
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Q 測定電流値を、現場設置のアナログ電流計により現場表示していますが、これとは別に、この電流値を構内の離れた事務所でも表示させたいと考えています。また電流値が所定値の80%以上になったとき、現場盤に“電流値上限警報”と表示することを希望しています。どのようにすれば良いですか。なお現場から事務所まで、ケーブルを使っての伝送は可能です。 A 警報機能付きCTリミッタラーム(形式:AECT)と直流入力デジタルパネルメータ(形式:44DV2)を組み合わせて使用されるのが良いでしょう。AECTはCTの2次側の電流信号を入力してDC4~20mAを出力する製品です。その出力信号をケーブル伝送し、44DV2につなぐことによって、測定した電流値を表示することができます。たとえば、44DV2のスケールを0~100A(CTの1次側の電流値)と設定し、製品に添付されている単位シールを表示器表面に貼り付けることによって、最大の20mA入力時に100Aと表示することも可能です。また、AECTは警報信号も出力できますから、この警報信号のための上限設定を80%にすれば、ご希望の警報表示が可能です。 *リミッタラームはエム・システム技研の登録商標です。 |
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Q 現地でアナログ信号のトレンドを記録するとともに、FAXを使用し遠隔地において日報を印刷したいのですが、何か簡単にできる方法はありませんか。ついでに状態を監視し、異常発生時には電話やFAXで警報通知を受けたいと思います。なお、これらを一般電話回線を使用することにより実現したいのですが、可能でしょうか。 A 信号監視ロボット テレロガー(形式:TLX1)の使用をおすすめします。TLX1はアナログ信号(1~5V)を4点、接点信号は16点まで入力して記録します。日報に印刷できるデータ数は最大8項目で、そのうちアナログデータは最大4項目です。アナログ瞬時値、積算値、運転時間などを、また1日の平均/最大/最小/合計値なども計算・印刷できます。日報は、指定した時刻に自動的にFAXに送ることも、電話をかけて要求したときに送信することもできます。FAX機能としては、警報発生時FAX通報、月報、デマンド報などがあります。とくにデマンド報は、現在の警報発生状態やアナログ瞬時値をFAXに送ってきますから、任意時刻の状態記録には便利です。これら各種の機能は、付属のビルダーソフトを使用して設定します。このほかに、警報の音声通報機能、パソコンからのトレンド記録、異常ログ、運転ログ異常サマリ、運転サマリ、瞬時値取得要求機能など、幅広い機能をもっています。 *テレロガーはエム・システム技研の登録商標です。 |
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Q ロータリエンコーダのA/B 2相パルス信号を、絶縁して2系統の受信計器に取り込みたいのですが、2分配する変換器はありますか。 A ロータリエンコーダ用パルスアイソレータ(形式:RPPD)を2台使用することにより対応できます。RPPDは、ロータリエンコーダA/B相の正逆転時の位相差をそのまま絶縁して出力することができます。したがって、受信計器側では、ロータリエンコーダからの直接の入力と等価の信号として検出することができます。 |
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