2002年8月号 | |||||||||
Interface & NetworkNo.25 | |||||||||
本文の内容に関してご質問やご意見がありましたら、ホットラインフリーダイヤル
0120-18-6321 にてお気軽にお申し付けください。 ホットラインEメールアドレス hotline@m-system.co.jp | |||||||||
Modbus注1)は、簡便で信頼性の高い通信プロトコルとして、計測・制御分野における多くの機器に用いられています。エム・システム技研でも、R1MをはじめとするリモートI/O製品の標準通信プロトコルとしてModbusを採用しています。また今春には、リモートI/O R5シリーズについて、Modbusに対応する通信モジュールを新発売し(図1参照)、MSデータロガー用の標準I/O装置をはじめとする様々なアプリケーションに活用できるようにしました。 ところで、Modbusの物理層にはRS-232-CやRS-488などのシリアル伝送方式が多く用いられています。データ形式の違いによってASCII注2)モードとRTU注3)モードの2種類があります。ASCIIモードでは、1バイト(8ビット)のデータを2文字のASCIIコード(7ビットで1文字を表現する)に変換して伝送します。一方RTUモードでは、1バイトのデータをそのままバイナリ形式で伝送します。したがって、リモートI/O製品のようなアナログ、デジタルデータの伝送には、RTUモードの方が伝送効率が良いといえます。なお、1つのネットワーク上に接続される通信ノード(機器)は、すべて同一モードにする必要があります。エム・システム技研のModbus対応製品はシリアル伝送の標準仕様として、RTUモードを採用しています。しかし、他社のASCIIモード対応の機器と組み合わせて使用する場合など、アプリケーションの内容によってはASCIIモードが必要になることもあります。R5シリーズでは、通信モジュールの側面にあるディップスイッチの切り替えにより、RTUモードかASCIIモードを選択できるようになっていて、両方のモードに対応できます。
株式会社 サンセイテクノス 技術部 光吉 保則 様 〒532-0006 大阪府大阪市淀川区西三国1-2-39 TEL:06-6398-3351 FAX:06-6398-3350 URL:http://www.sanseitechnos.co.jp/ (株)サンセイテクノスは、昭和21年にFA・制御機器の総合商社として創業しました。現在では、500社余りの制御機器メーカーの製品を取り扱わせていただき、お客様から多大なるご信頼をいただいています。 サンセイテクノスでは、約20年前に技術部をスタートし、現在20名の体制でユーザー各位の多様なニーズにお応えすべく、ベストなシステムのご提供に注力しています。 なお昨今では、大手ユーザーの皆様から先端技術に係わるシステムのご要求が多くなっています。技術部では、それらにお応えすべく、FA絡みは無論、公共設備に至るまで幅広くご満足願えるよう、ベストなシステムの構築に努力して参ります。 サンセイテクノスでは、平成14年6月には新本社ビルを完成させる予定であり、さらにIT関連も充実し、お客様およびメーカー各位からますます信頼される技術商社を目指しています。 エム・システム技研の商品は、品質、機種、納期面ともに信頼でき、業界No.1と確信しています。MsysNet製品は、IT関連商品との融合性もよく、生産管理を望まれるお客様にはベストフィットする商品であり、一元管理、低コスト化できるシステム機器だと確信しています。私たちは、これまで築いてきたノウハウにMsysNet製品群を融合し、各種装置から生産管理システムまで幅広く、ユーザー各位にご満足いただける提案を行っていきたいと考えています。 今後ともよろしくお願い申しあげます。 ■ 注1)本誌1999年11月号「計装豆知識」参照 注2)ASCII:American Standard Code for Information Interchange 注3)RTU:Remote Terminal Unit *MsysNetはエム・システム技研の登録商標です。
|
| ||||||||
|