2002年10号

ホットライン日記

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Q 回転運動の伝達において、摩擦クラッチの磨耗度合いを検出し、警報を出したいのですが、良い方法はありませんか。

A  適当なロータリエンコーダと、パルスアナログ変換器(形式:JPA)と、偏差アラームセッタ(形式:AYDV)との組み合わせで実現できます。クラッチの摩擦板が磨耗してくると、一次側と二次側の間に滑りが発生して、両者の回転数に差が生じますから、その差を検知して警報を出せばよいわけです。
 具体的には図1に示すように、原動機側と負荷側の回転数をそれぞれロータリエンコーダとJPAで測定し、両者の回転数の差があらかじめAYDVで設定した偏差を超えると警報信号(接点信号)を出すように構成します。なお、原動機の起動時および停止時、ならびに回転数を変更したときなどは、クラッチが磨耗していないにもかかわらず、負荷側の慣性により一時的に回転数に差が生じます。このような場合、誤り警報を出さないようにするために、図1に示すように、一方のラインに一次遅れ変換器(形式:CD)を挿入しておくのが一般です。 【雑賀】


Q 2つの電力トランスデューサから送られてくる、測定電力パルスを加算して、トータルの積算電力量を表示したいのですが、そのような加算器はありませんか。

A パルス加算器(形式:JPSM)があります。JPSMは2つの入力パルス数を加算し、パルス数として出力する変換器です。なお、JPSMのみによる動作には、2つの入力のパルスの重みが同じであることが前提条件です。ちなみに、同じようなアプリケーションとして、流量計の出力パルスを加算する場合がありますが、流量計の場合は、それぞれのパルスの重みが違う例が多いため、図2に示すように一方のラインにパルスレート変換器(形式:PRU)を挿入し、パルスの重みを合わせるのが一般です。 【山村】


Q 実験の目的で使用するため、入力信号がDC1~3VまたはDC3~5V、出力信号がDC4~20mAまたはDC20~4mAに設定できる特殊な変換器を探しています。実験が終わると、そのままでは用途がなくなってしまうため、あとから入力信号の設定を変更できる製品であれば、ほかに流用できるのですが、何かよい信号変換器はありませんか。 

A デジタル設定形直流入力変換器(形式:MXV)をご提案します。MXVは、ほかに特別な設定器を用意する必要がなく、現場にてMXV自体の前面設定キーを操作することにより、簡単に入力・出力のレンジの変更が可能です。また、設定ITEM18のDATAを“1”にすることにより、入力信号の0~100%を反転することも可能ですから、入力信号:DC1~3V/出力信号:DC4~20mAを入力信号:DC3~1V/出力信号:DC4~20mA(すなわち、入力信号:DC1~3V/出力信号:DC20~4mA)に設定することができます。 【野村】

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