2004年3月号 | ||||||||||||||
- 使用目的によりソフトウェアが選べる新バージョン -
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(株)エム・システム技研 開発部 |
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また、すでにご使用いただいているお客様やご使用を計画中のお客様からはソフトウェアの使い勝手についてたくさんのご意見、ご要望をいただいています。そして、お客様からいただいたご意見、ご要望を可能な限り新バージョンのソフトウェアに取り入れ、ご提供して参りました。 たとえば、「入力ユニットとソフトウェアは安いが、新しくパソコンを買わなければならない。何とか、今使っているパソコンでPCレコーダソフトが使えないか」「最新のソフトを使う目的で新しいノートパソコンを買ったため古いノートパソコンが余っているが、PCレコーダ用として使えないか」などのご要望もいただきました。 これらのご要望は、高性能でなく低価格のノートパソコンや、パネルコンピュータを使って電子記録を行い、設備の監視やデータの解析に役立てたいというものだと思われます。 そこで、PCレコーダ総合支援パッケージの新バーション(形式:MSRPAC-2004)(以下、MSRPAC-2004と略称)には、いただいたご要望を取り入れて新たに2種類のPCレコーダソフトを追加しました。 MSRPAC-2004で追加されたPCレコーダソフト「MSR128LV」と「MSR128LS」は、お客様がお手持ちのノートパソコンをそのままご使用いただけるように、それぞれ表示解像度640×480ドット(VGA相当)と表示解像度800×600ドット(SVGA相当)に対応しています。 なお、2種類のPCレコーダソフトが追加されたMSRPAC-2004は、従来のMSRPACと同様、エム・システム技研のPCレコーダ入力ユニット(形式:R1Mシリーズ、R1MS、R2Mシリーズ、RZMS-U9)をお買い上げいただくと、各ユニットに無償で添付されています。
また、入力ユニットとして、新たに「ユニバーサル12点入力ユニット(形式:RZMS-U9)」(以下RZMS-U9と略称。本誌2004年1月号にて紹介)が加わりました。 なお、関連機器として「チャートレス記録計本体 形式:73ET/0002、74ET/0002、75ET/0002」を加えたPCレコーダファミリが構成されています。
図5は、SVGAノートパソコンとRZMS-U9を使用して室温、冷却水温度および流量を監視・記録する応用例でのシステム構成を示しています。室温の測定にT熱電対、冷却水温度の測定に測温抵抗体 Pt100Ωを使用し、冷却水流量は直流電圧信号として入力しています。また各測定値が正常値を外れた場合は、警報信号(接点信号)を出力します。これらの機能は、RZMS-U9 1台で実現できます。
エム・システム技研の進化するPCレコーダ総合支援パッケージ(MSRPAC)にご期待ください。 ■ |
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