2004年5月号

エム・システム技研の
納期対応力について

(株)エム・システム技研 製造部長
 
は じ め に
 いつもエム・システム技研をご愛顧いただき、ありがとうございます。
 今回は、エム・システム技研の短納期への対応について、簡単ですがご説明します。
 主力製品である信号変換器の生産体制については、一週間体制、4日体制、即日体制(急給センター)など、短納期化を進めて参りました。15年ほど前は3週間であった納期は、実に2週間以上も早まり、昨今は、納期は早くて当たり前の時代になってきています。

納期回答について
 製品ごとにあらかじめ“基本納期”を設定しています。この“基本納期”とは、ご注文をいただいてから、エム・システム技研が出荷するまでに必要な日数で、信号変換器は、ほとんどの機種が4日です。なお、“基本納期”は工程管理を行うために設定した仮の納期であり、お客様のご希望納期を最優先に対応しています。2004年2月度の実績では、基本納期の4日より早い納期での出荷が全体の27%(約1,900件)、さらに急給センターで受注日の即日または翌日での出荷が全体の7%(約500件)ありました。
 お客様からいただいた納期に関するご照会への回答は、その日の中に行うことを信条にしています。また、製品によっては“自動納期回答システム”を利用し、お客様からのご要求に対して部品在庫、半製品在庫、組立工数などをプログラムで自動的に確認・判断し、即時に納期回答できるような仕組みにしています。全体のうち約35%が“自動納期回答システム”で納期回答を行っています。

生産について
 お客様からいただくご注文の1件あたりの平均台数は3~4台で、1か月に約7,000件のご注文が生産ラインを流れます。台数が多いジョブの場合は、分割して生産ラインへ投入します。信号変換器の内部構造は、大半が半製品の組み合せと選定部品の実装・はんだ付で完成させる仕組みになっていて、訓練を受けた組立作業者が1人で1ジョブずつ担当する体制をとっているため、“(作業者の人数)=(ラインの数)”と考えることができます。検査も同様に1ジョブずつ実施しています。したがって、とくに急ぐご注文の場合も割り込みが容易にでき、柔軟な対応が可能です。また、外注工場での生産についても、エム・システム技研社内と同様の生産体制で対応できるようにしています。

急給センター
 先にご紹介した短納期システムに加えて、急給センターとして、とくにご要求の多い信号変換器について、限られた台数ではありますが、お問い合せに対して営業部がその場で即日出荷を回答できる枠を設けています。「システム立ち上げのときに誤って変換器を壊してしまった!」「仕様を間違って手配していた」「忘れていた」など、お困りのお客様の不安をその場で解消でき、ご好評をいただいています。

運送便について
 完成した商品をお約束納期どおりにお届けするためには、運送手段も重要な要素です。エム・システム技研では、運送会社数社と契約し、迅速、確実にお届けできる地域を運送会社別に把握して作成した地域マップに基づいて、最適の運送会社を選択し、委託しています。原則として、エム・システム技研から出荷した商品が翌日にはお客様にお届けできるようにしています。

お わ り に
 以上のような仕組みにより、エム・システム技研は可能な限りお客様のご希望納期に従ってお約束するとともに、一旦お約束した納期を厳守しています。
 まだまだ文書では説明しきれない内容もあります。ぜひエム・システム技研本社工場をご見学いただき、エム・システム技研をさらに身近にお感じいただければ幸いです。   ■
 
 
 
 
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