1998年4月号

MKセミナーのご紹介

(株)エム・システム技研 東京営業部
 
は じ め に
 エム・システム技研は、約6年前から、ユーザーおよび販売店の皆様に電気と計装の知識並びに関連技術をご修得いただくため、無料の「MKセミナー」を毎月定常的に5~6コース開催しています。このセミナーは、当初講義のみの形式でしたが、現在は実際の製品をフルに活用した方式をとっています。
 今月の『エムエスツデー』では、このMKセミナーについてコース別に詳細にご紹介します。また、このMKセミナーは、エム・システム技研の開発部または営業技術部の技術者が講師を勤めていますから、もし技術的な疑問点などをお持ちでしたら、ご参加時に併せてご質問いただくと良いと思います。

1.オームの法則
 このコースは、回路計(テスタ)・抵抗・電池を利用して、オームの法則をご理解いただくものです。たとえば、抵抗値が大きくなったら電流値が多くなるのか少なくなるのか、抵抗を並列に接続したら抵抗値が大きくなるのか小さくなるのかなどを、実際に抵抗を接続して体験的にご理解いただくコースです。最近は、お客様での新入社員の教育コースに組み入れられたところもあり、月1回のコースとは別に、特別開催をお申し込みいただくこともあります。

2.変換器のアプリケーション
 このコースでは、制御システムにおける、信号変換器の役割や動作についてご紹介します。すなわち、プラグイン形やラック形のような各種の構造の変換器、またセンサ入力形変換器から特性変換器にいたる、エム・システム技研製の様々な変換器やその応用例をご紹介します。また、特性変換器やポテンショメータ変換器とスペックソフト形変換器を使って実際に配線接続するとともに、そのリニアライズテーブルを作り、出力信号が作成したテーブルどおりになることをご体験いただきます。

3.PIDと自動制御
 このコースは、PID実習キットを使用し、キットに組み込まれている電球の表面温度が一定になるよう、比例帯(PB)・積分時間(TI)・微分時間(TD)などのパラメータを変化させ、様々な動作(比例動作・積分動作・微分動作)について体験し、ご理解いただくコースです。この実習セットは、パソコン・スーパーDCS(超分散形制御)カード(形式:18MA)・変換器・熱電対から構成されていますから、パソコン計装についてもご体験いただけます。

4.MsysNetエンジニアリング入門
 このコースは、1制御出力単位のスーパーDCSカード(形式:18MA)のパラメータの設定を、パソコン(オペレータズユニット/形式:OPU)でビルダーソフト(形式:SFE)を使い、実際にコーディング実習を経てご体験いただきます。その後、監視 操作ソフト(形式:SFD)を起動させ、実際にこの18MAを使って、パソコンからの監視・操作動作もご体験いただきます。

5.MsysNetエンジニアリング応用
 このコースは、入門コースで使用したOPUにスーパーテレメータを組み合わせて、電話回線によるデータ伝送および監視のためのコーディングと、Lotus1-2-3による帳票の作成を実習いただきます。また、テレメータのほかに、公衆回線を使用したテレカプラとミニ電話局を使った実習も行います。

6.交流と電力トランスデューサ
 このコースは、交流電力関係で使用される技術用語(実効値・平均値・有効電力・無効電力・皮相電力・力率・位相など)の説明のほか、負荷による位相の進み・遅れなどについてご説明します。実習では、電球・蛍光灯・インダクションモータを負荷として組み合わせ、電圧・電流・電力の値がどのように変化するかをご体験いただきます。

お わ り に
 現在開催しているコースは、以上の6コースですが、MsysNet製品であるテレロガー(形式:TLX)やエムシスレコーダ(形式:MSR)などのセミナーも、今後開設することを検討中です。準備ができ次第、『エムエスツデー』の最終ページに「新設セミナーのご紹介」としてご案内します。
 ここにご紹介しましたMKセミナーに関するお申し込みおよびお問合せは、会場(大阪・東京)別にセミナー事務局の担当までご連絡ください。           ■

セミナーのお申し込みおよびお問合せ先
大阪会場:エム・システム技研 本社(大阪市)
事務局: TEL.06-6659-8207 FAX.06-6659-8527
東京会場:エム・システム技研 東京支社(横浜市)
事務局: TEL.045-451-6060 FAX.045-451-6180
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