1998年7月号

マンポン監視はこれで決まり!

(株)エム・システム技研 営業推進部長
 
は じ め に

 最近マンホールポンプ(以下、マンポンと略称)の集中監視のお引合いをたくさんいただき、大変ありがたく思っています。
 今回は、エム・システム技研製品を使って構成したマンポン集中監視システムについて、現状とともに将来の関連製品なども含めてご紹介したいと思います。ご計画に際して参考にしていただければ幸いです。
 まず、現在使われている主なシステムの種類とそれぞれの評価を表1に示します。このほかにも各種の方式がありますが、いずれも類似した問題を抱えています。
 以下に、エム・システム技研が、マンポン監視についてどのように考えているかをご紹介します。

1.てれまる方式(ポケベル通報、オプション音声通報付加可能)

 この方式の基本はポケベル通報です(通報先4箇所)。とくにNTTドコモの「インフォネクスト」を利用すると、漢字50文字の表示が可能です。また、小形信号監視ロボットてれまる(形式:TLO)にはオプションで音声カードが追加でき、この場合は並行して電話機にも通報しますから、電話による受信者が特定の数字キーを押して信号を発信することにより、受信者が明確になります。なお、てれまるへのメッセージ登録にはパソコンを利用し、製品に添付されているビルダーソフトを使って登録します。その取付構造は小形プラグインタイプなので取り付け場所が自由に決められます。また、現在開発を計画している液晶アナンシエータを使えば、ポケベルから転送された受信メッセージを受けて警報表示できます。さらに、プリンタを接続すれば、故障履歴をプリントアウトでき、しかもそれをソフトレスで行うことを計画しています。ご期待ください。

2.テレロガー方式

 信号監視ロボットテレロガー(形式:TLX)1台でファックス、ポケベル、音声、パソコン、と4種類の通報ができます。そこで、監視対象が少ないときにはポケベル、音声、ファックスで、監視対象が多くなったらパソコンで監視するのがよいでしょう。またテレロガー内部のデータメモリ機能を利用し、アナログ信号やデジタル信号のトレンド、監視対象の運転履歴や異常履歴も記録することができ、パソコンからの要求を受けて高速で通信します。さらに出力機能を使用することによって、マンポンの強制起動、停止を行うこともできます。またパソコン使用時には、テレロガーのメッセージ内容や通報先の変更を、中央のパソコンからダウンロードできるなど、便利な機能も持っています。

3.MsysNet方式

 この方式はパソコン計装MsysNetを利用したシステムです。
 その特長は、マンポン間伝送や入出力の追加に大きな自由度があることです。そして、大規模から小規模まで、広範囲にわたって最適なシステムを構築できます。とくに、マンポンには公衆回線を使い、処理場には専用回線を使うなど、用途に合わせたシステムを実現できます。

お わ り に
 以上ご説明しましたように、マンポン監視の際、お客様の設備の管理形態に対応して各種のシステムを経済的にご提供可能なエム・システム技研をぜひご活用ください。
 なお今後も、水位などのアナログ信号を音声に変えて通報したり、画像通信、携帯電話による無線通信など新しい機能、新しいシステムを次々と企画して行きたいと考えています。                 ■

*てれまる、エム・レスタ、テレロガーおよびMsysNetは、エム・システム技研の登録商標です。

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