1999年10月号
ネットワーク計装部品MsysNetシステム

MsysNetニュース

 No.40
 本文の内容に関してご質問やご要求がありましたら、MsysNet専用フリーダイヤル 0120-18-1291 にて担当の福浦までお気軽にお申し付けください。
新 情 報

●MsysNet「プログラミング入門 ユーザーマニュアル」の発行
 MsysNet製品の特長の1つとして挙げられるのが、ソフトウェアの部品化です。具体的には、種々の計器ブロックリストを用意し、それを組合せることにより、目的とする機能を実現できます。未経験の方が計器ブロックの使い方をマスターするための一助として、このたび、「プログラミング入門 ユーザーマニュアル」を発行しました。マニュアルには、MsysNet製品の中で代表的な機種であるワンループコントローラ(形式:ABE)を対象に、具体的な設定の手順、方法が記述されています。設定方法はMsysNetのほかのカードでも同様ですから、これをマスターすれば、ABE以外のカードについても設定ができるようになります。
 主な内容は、下記のとおりです。
  • プログラミングユニット(形式:PU-2A)の機能と操作方法
  • 計器ブロックのソフト結線方法
  • ABEの出荷時設定内容
  • 簡単なループの設定方法
 「プログラミング入門 ユーザーマニュアル」は、MKセミナーに参加された方、MsysNet製品を購入された方には、必ずお渡ししていますが、ご検討中の方にもぜひ活用していただきたいと考えています。上記のフリーダイヤルにご連絡いただければ、お送りいたします。
 ご参考のため、マニュアルの中から、「計器ブロックのソフト結線方法」の一部(結線の基本)を抜粋して以下に挙げます。
【結線の基本】
(1)アナログ信号
 アナログ信号の結線については、受信端子側で、どのグループのどの端子から受信するかを、該当するITEMに記述します。任意のグループ番号を“GG”、任意の端子番号を“NN”と表現していますから、結線情報を記述するITEMには“GGNN”というデータを登録することになります。たとえば、図1に示す場合、グループ31のITEM15に3021とデータを登録します。
 このように、各計器ブロック間のアナログ信号の結線は、信号を受け取る側の該当ITEMに“GGNN”と記述することによって行われます。このため、信号源から見ると、何箇所にでも信号を渡すことができますが、受信端子から見ると、必ず1箇所からしか信号をもらうことができません。新しい結線情報(GGNN)を登録すると、前の結線はキャンセルされ、新しい結線が行われます。
(2)接点信号
 接点信号の結線は、基本的にはシーケンスブロックを介して行います。そのため、接点信号の結線が必要なときには、グループ81~92に「シーケンサ(形式:95)」を登録し、それらにシーケンスを記述します。シーケンスブロックとしてはグループ81から使い始めます。シーケンサでは、スタート命令(ST00)の後、INPUT GGNN(図1の場合には3002)、OUTPUT GGNN(図1の場合には3111)、そしてエンド命令(ED)を記述します。これらを数値で表現した命令にして、プログラミングユニットを使って登録して行きます。■

*MsysNetは、エム・システム技研の登録商標です。


 【(株)エム・システム技研 営業技術部】
戻 る 進 む

*. 本ウェブサイト上に掲載されている情報は、掲載した時点での情報です。記載内容はお断りなしに変更することがありますのでご了承ください。

*. 本ウェブサイト上の表示価格には消費税は含まれておりません。ご注文の際には消費税を別途頂戴いたします。

MG 株式会社エムジー

Copyright © 1992 MG Co., Ltd. All rights reserved.