1998年12月号

ホットライン日記

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Q 既設の放射温度計として、出力仕様が、50~300℃/DC4~20mAのものがあります。今回、この放射温度計をそのまま使用して、入力仕様0~600℃/DC0~10Vの記録計に接続し温度表示したいと考えています。良い方法があったら教えてください。

A 信号変換器を使用し、放射温度計からの測定温度50~300℃に対応する出力信号DC4~20mAを入力し、出力として記録計の入力仕様DC0~10V/0~600℃に対応した信号を得ればよいわけです。すなわち、直流入力変換器(形式:SVなど)を用いて入力・出力の信号を、次の値に設定することで実現します。
 入力:DC4~20mA  出力:DC0.83~5V
【解説】
 バイアス:50(℃)÷600(℃)=8.33(%)
       10(V)×8.33(%)=0.83(V)
 ス パ ン:300(℃)÷600(℃)=50(%)
         10(V)×50(%)=5(V)


Q ビニールハウスを効率良く運転するため、室温とともに、その外気温との温度差を監視したいと考えています。すなわち、次の2つの機能を実現するには、どのようにすれば良いでしょうか。①室温を表示する。②一定の温度差以上になったら警報信号を得る。
 なお、温度検出端は測温抵抗体です。

A (1)測温抵抗体変換器(形式:RBS)を使用して、室温と外気温をそれぞれDC4~20mAの信号に変換し、室温をバーグラフ指示計(形式:48Vなど)で表示します。
 (2)上記の室温と外気温の信号を、偏差アラームセッタ(形式:AYDV)に入力し、両者の偏差に関する警報出力を得れば良いわけです。


Q NTTの専用回線を使ってアナログ信号とデジタル信号を伝送しようと考えています。現在のところは数点の信号伝送ですが、将来は伝送点数を増加する予定です。着工時期も近いので、とりあえずシステムを構成したいのですが、予算的には将来の増設分を含むわけにはいきません。どのようにすれば良いでしょうか。

A MsysNetを使用すれば、I/Oユニットとしてリモート入出力ユニット(形式:SML)を現在分だけ準備し、増設の必要が生じたとき、それに応じて順次増設していくことが可能です。モデムインタフェース(形式:SMDM)にはNestBusを介してSMLを計16台までつなぐことができるため、余分な負担なしに現在必要なシステムを構成することができます。


Q パネル前面に取付けた1個のポテンショメータにより、4台のインバータを同時運転したいと考えています。インバータには、それぞれ絶縁したDC4~20mAの制御信号を入力します。ポテンショメータ変換器(形式:PMまたはPMS)1台とアイソレータ(形式:SV)4台を使えば実現できることは理解していますが、計器の取付けスペースをできるだけ小さくするため、良い方法はないでしょうか。

A 1個のポテンショメータと2台の絶縁2出力形ポテンショメータ変換器(形式:WMS)の組合せにより、絶縁4系統のDC4~20mAを得ることができます。接続方法としては、ポテンショメータを1台目のWMSに通常どおりに接続し、1台目と2台目の5番端子同士、6番端子同士を短絡すれば、2台のWMSによって絶縁された4チャンネルのDC4~20mAを得ることができます。

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