エムエスツデー 2008年7月号

48Nシリーズ 「センサ用バーグラフ指示警報計」
(形式:48NDR、48NAR、48NDT、48NAT、48NDM、48NAM)
エム・システム技研の「バーグラフ指示計48Nシリーズ」のバーグラフ指示警報計に、このたび新たに、測温抵抗体入力(形式:48NDR、48NAR)、熱電対入力(形式:48NDT、48NAT)、ポテンショメータ入力(形式:48NDM、48NAM)の計6機種を追加しました(図1、表1)。
今回の機種拡充によって、バーグラフ指示警報計を適用できる範囲が一層広がり、ご使用目的に応じて最適な製品をお選びいただけるようになりました。
表1 48Nシリーズの一覧
製品名称 | 形 式 |
バーグラフ指示計 | 48NV |
バーグラフ指示警報計 | 48NAV |
バーグラフ指示警報計(絶縁アナログ出力付) | 48NAVA |
バーグラフ指示警報計(ディストリビュータ付) | 48NAVD |
バーグラフ指示警報計(測温抵抗体入力)NEW | 48NAR |
バーグラフ指示警報計(熱電対入力)NEW | 48NAT |
バーグラフ指示警報計(ポテンショメータ入力)NEW | 48NAM |
バーグラフ指示警報計(4桁デジタル表示付) | 48NDV |
バーグラフ指示警報計(4桁デジタル表示付、絶縁アナログ出力付) | 48NDVA |
バーグラフ指示警報計(4桁デジタル表示付、ディストリビュータ付) | 48NDVD |
バーグラフ指示警報計(4桁デジタル表示付、測温抵抗体入力)NEW | 48NDR |
バーグラフ指示警報計(4桁デジタル表示付、熱電対入力)NEW | 48NDT |
バーグラフ指示警報計(4桁デジタル表示付、ポテンショメータ入力)NEW | 48NDM |
バーグラフ表示
表示値のデジタル表示は、その値自体の正確な把握には最適ですが、表示変化幅の範囲全体におけるその値の割合、あるいは変化速度を把握するのには不向きです。
一方、バーグラフ表示なら、これらについてひと目見て分かりやすい表示だといえます。
今回の機種追加では、ポテンショメータの現在位置や温度変化の様子が、デジタル表示だけの機器(デジタルパネルメータなど)と比較して分かりやすくなりました。
操作変更
48Nシリーズ(バーグラフ指示計(形式:48NV)を除く)では、前面の4つの設定切替ボタンによって警報設定値などの設定変更が可能です。したがって、PCやコンフィギュレーションソフトウェアを使用することなく、各種の設定変更が行えます。
CE規格
48Nシリーズでは、すべての機種についてCEマーキング適合品をご提供できます。さらに、世界中の商用電源電圧に対応できる製品(電源電圧仕様:AC85~264V)もご提供可能です。したがって、海外でも安心してご使用いただけます。
IP65相当の保護等級
指定寸法にカットされたパネルへ取り付ければ、前面パネル面がIP65注)相当の保護等級をもった製品になります(ただし、2台以上の連結取付け時には対応しません)。飛沫が降りかかる環境、あるいは粉塵が飛び交う現場でも心配なくご使用いただけます。
前面パネル図
図2に48ND□、48NA□の前面パネル図を示します。
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これからもお客様のご要望にお応えし、ご使用目的に適合するバーグラフ指示警報計を幅広くご提供して参りたいと考えています。どうぞお気軽にご要望、ご意見などをお寄せください。
注)IPコードについては『エムエスツデー』誌2003年7月号の「計装豆知識」をご参照ください。
【(株)エム・システム技研 システム技術部】