エムエスツデー 2013年10月号

データマル® DL8シリーズ
「データマル® 」と高速携帯電話通信端末のアプリケーション
いっそう身近になった遠隔監視
イニシャルコストが安い セット価格 58,800円 から
エンジニアリング費、工事費は含みません。
ランニングコストが安い 基本的にインターネット代だけ
メール通報機能、クラウドサーバ使用料などは含みません。通信料はキャリアの種類により異なります。
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遠隔監視・データロギング・イベント通報用 セット価格:58,800 円から |
主な機能 | |
見せる機能 | 簡易Webサーバ(ノーマル形・クラウド形) Modbus/TCP(サーバ・クライアント) |
知らせる機能 | メール通報、警報接点出力、FTPクライアント |
記録する機能 | データロギング、FTPサーバ |
画面の種類 | メニュー、データ表示、トレンド表示、イベント表示 |
入力の種類(最大点数) | 直流電流(32点)、直流電圧(32点)、接点(64点)、パルス(32点開発中) |
出力の種類(最大点数) | トランジスタ(64点) |
ノーマル形簡易Webサーバ 、クラウド形簡易Webサーバ 、Wi-Fi 通信
「データマル® 」と高速携帯電話通信端末のアプリケーション
システム概要
以前、『エムエスツデー』誌2012年4月号で「Webロガー」とモバイルルータとを組合せたアプリケーション事例*1をご紹介しましたが、今回は、同誌2013年1月号で発表の新製品「データマル® 」と高速携帯電話通信端末とを組合せたアプリケーション事例をご紹介します。
近年、各携帯電話会社からLTEサービスが始まりました。 LTE(Long Term Evolution)は、新しい携帯電話の通信規格です。 NTTドコモからは「Xi」(クロッシィ)データ通信というLTEサービスが開始され、受信時最大112.5Mbps、送信時最大37.5Mbpsの超高速データ通信を実現しています。 Xiエリアは目下順次拡大しつつありますが、Xiエリア以外で使用する場合でもFOMAエリア内であればFOMAでの利用が可能になっています。
システム構成例の概略は以下のとおりです。
■ データマル® (代表形式:DL8)にはLANケーブルでモバイルルータが接続されています。
ルータHL320-DLS((株)iND製)は、Xi/FOMA回線でネットワークに接続します。
■ Xi/FOMA回線からISP経由でインターネットに接続されます。
■インターネットに接続できる遠隔監視端末(パソコンやスマートフォン、タブレット端末など)からは、
インターネット経由でDL8またはWebサーバに接続します。
1 固定IPアドレスを取得した監視
固定回線を使用しなくても、Xiデータ通信を定額で利用できるプロバイダを利用することにより、IPアドレスが1個付与され、外出先からDL8へのアクセス時にIPアドレスによる認証が可能となります。
また、上位監視ソフト(SCADAソフト)から接続して常時監視も行えます。
2 ダイナミックDNSを利用した監視
費用を少し抑えるために、各社が提供しているダイナミックDNSサービスを利用することも可能です。
DL8へのアクセス時にグローバルなホスト名(ドメイン名)を指定することで、認証可能です。

3 複数台のDL8をクラウド監視
固定IPアドレスやダイナミックDNSサービスを使用せずに、インターネット上に用意したWebサーバにDL8からの簡易Web画面やCSVデータのファイルを転送することで、複数のDL8の監視を同時に多くのユーザーが利用することが可能です。

*1 『エムエスツデー』誌2012年4月号「フィールドロガー® シリーズ Webロガー」参照
● FOMA、Xi / クロッシィ、mopera UはNTTドコモの登録商標です。