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エムジー製品のアプリケーション紹介 vol.2

当社はこれまで信号変換器や避雷器だけではなく、IoT機器、リモートI/O、メカトロ製品、シングルループコントローラやLED照明など、多岐にわたり製品をご提供してきました。このページでは、当社製品を実際にご採用いただいた様々な業界でのアプリケーション事例や、その特長などを詳しくご紹介します。


事例01
既設のツイストペアケーブルを活用してEthernetを使用した最新の遠隔監視設備に更新できました。

設備更新の際に、この設備の遠隔監視でEthernetによるModbus/TCP通信を使用するため、従来使用していたツイストペアケーブルから光ケーブルに切替える予定でした。しかしケーブルや敷設工事など予想外に高額な費用が発生することがわかり、代替案を検討していました。そこでLANとSPE(シングルペアイーサネット)を相互に変換するメタトロンコンバータ(形式:BA8NS-CONV)を提案し、テスト結果が良好だったことからご採用いただきました。メタトロンコンバータを利用することで、既設のツイストペアケーブルはそのままにEthernetの通信距離を延長できました。SPEでの通信速度は10Mbpsですが、遠隔監視目的では十分でした。

既設のツイストペアケーブルを活用してEthernetを使用した最新の遠隔監視設備に更新できました。
メタトロン®コンバータ形式:BA8NS-CONV

事例02
地下水路の建設工事現場で構内の作業員にゲリラ豪雨のメール通報を行うためにIoT用端末 データマル®が採用されました。

洪水を防ぐために各河川から溢れた水を取入れる地下水路の建設工事現場では、地下で工事をしている作業員の方々には、地上の天候がわかりません。もしゲリラ豪雨などで短時間に大量の降雨が発生した場合、河川から溢れた水が工事用搬入口などから地下に流れ込むと大変なことになります。このため上流の河川の水位を測定し、危険水位を超えるとデータマル(形式:DL8)が通報メールを発報し、地下の作業員に危険をお知らせするシステムです。

地下水路の建設工事現場で構内の作業員にゲリラ豪雨のメール通報を行うためにIoT用端末 データマル®が採用されました。
地下水路

事例03
生産ラインを巡回するフォークリフトの引取り作業を特定小電力無線表示灯で効率化できました。

工場内を巡回しているフォークリフトが各生産ラインに設置されたアンドンの表示を見て引取り作業を行っていましたが、現場に行かないと引取り要求が見えないために効率が悪く、到着が遅れて生産ラインが止まってしまうことがありました。音声や無線LANを利用した改善の試みもうまくいかず、困っておられました。そんな中、920MHz帯特定小電力無線を利用した積層形表示灯くにまるパトレイバーをフォークリフトに取付け、点灯色によって引取り準備ができた生産ラインを知らせる方式で、問題を解決することができました。
生産ラインを巡回するフォークリフトの引取り作業を特定小電力無線表示灯で効率化できました。
積層形表示灯 インテリジェントタワー パトレイバー®

事例04
400V系統を直接入力できる端子台形電力マルチ変換器で分電盤単位での電力監視が実現できました。

従来は工場の配電盤でのみ電力監視を行なわれていましたが、分電盤単位でのより詳細な監視を検討することになりました。分電盤によっては電圧400V AC系統の箇所もあることから、VTを使用せずに直接電圧入力ができ、さらに限られた盤のスペースに設置できる超小形の電力マルチ変換器を提案し、好評価・ご採用いただきました。Modbusで複数の監視点数を収集し、上位システムで集中監視を行っています。
400V系統を直接入力できる端子台形電力マルチ変換器で分電盤単位での電力監視が実現できました。
分電盤