Products Review マッピング機能でリモートI/Oの信号を自由に操ります。
マッピング専用I/O連結ユニット

マッピング機能を使った人気のアプリケーション紹介

たとえば、PLCで制御された製造装置にオプション装置を増設する場合、オプション装置の入出力信号用に、新たにPLCの入出力ユニットを追加するのではなく、代わりにリモートI/Oを増設するアプリケーション例です。PLCのCPUユニットに装備されたEthernetポートを利用すればSLMP通信が行えます。これにJC-IOを接続すればModbus/TCP用リモートI/Oを増設でき、オプション装置の入出力信号に利用できます。JC-IOを追加するためにPLCのラダーを変更する必要はなく(*1)PLCユニットの構成はそのまま利用できます。さらにPLCメーカー純正の入出力ユニットを揃えるより、経済的で、納期的にも短納期で入手できるため、ご好評をいただいているアプリケーションです。
(*1) PLCにはSLMPの設定が必要です。
・リモートI/Oの価格については当社ホットラインまでお問合せください。
リモートI/Oを自在につなげるマッピング機能

マッピング機能とは
JC-IOはEthernetを経由してリモートI/Oから受けたデータをほかのリモートI/Oに伝送することができます。この機能をI/Oマッピング機能といいます。Modbus/TCPもしくはSLMPを用いて、リモートI/Oに入力された信号を本体の内部レジスタに取込み、Modbus/TCPもしくはSLMP通信を利用して、ほかのリモートI/Oから出力します。マッピングする信号は、1点ごとに端子番号を指定できます。さらにコネクション毎にサンプリング間隔(0~30秒)を設定できます。
フレキシブルにシステムを構築
JC-IOのマッピング機能を使えば、PLCやWebロガー2など、リモートI/Oを制御する機器がなくても計測信号の受け渡しができます。また、PLCを使う場合でも、比較的小規模の増設や改造ならラダーを大きく変更する必要がないなど、フレキシブルにシステムを構築できます。
SLMP対応PLCとModbus/TCP対応リモートI/O間でデータ伝送

PLCと双方向通信
SLMP通信でPLCとのデータをやり取りし、Modbus/TCP通信でリモートI/Oとデータのやり取りを行います。PLCの入出力信号や内部データを取込み、リモートI/Oから出力します。逆にリモートI/Oの測定信号をPLCに書込むこともできます。
Webブラウザから入力値の確認や出力値を操作

Webブラウザ画面から手動操作
簡易Webサーバ機能を使って入力値を確認したり、出力を手動操作に切換えて値を操作したりできます。このため、もし入力側に異常が発生して手動操作が必要な場合は、パソコンから出力信号を操作し、機器を制御することができます。Webブラウザを使用するため、特別なアプリケーションソフトをインストールする必要がありません。