アプリ事例集
こんなところで活躍しています!
エムジー製品のアプリケーション紹介 vol.3
当社はこれまで信号変換器や避雷器だけではなく、IoT機器、リモートI/O、メカトロ製品、シングルループコントローラやLED照明など、多岐にわたり製品をご提供してきました。このページでは、当社製品を実際にご採用いただいた様々な業界でのアプリケーション事例や、その特長などを詳しくご紹介します。
事例01
広域ネットワークを利用したマンホールポンプの監視システムにIoT用端末 データマル®が採用されました。
町内に33箇所あるマンホールポンプを一般電話回線を利用して監視していましたが、一般電話回線は基本料金のほか、故障通報、異常通報など、通報ごとに通話料金が発生するためランニングコストが問題でした。
そこで、ランニングコストを低減するために既存の町内全域をカバーする広域ネットワークを利用してマンホールポンプを監視することが計画され、この監視装置にIoT用端末データマル(形式:DL8)が採用されました。


事例02
物流倉庫や生産現場に設置した地震計の信号が設定値を超えると複数人にメール通報します。
小さな地震が発生しても物流倉庫や生産現場は、点検や修復など、通常業務以外の作業が発生するため大変です。大きな地震ではない場合、本社や近隣の工場でも状況が分かりにくく、点検や修復の応援が遅れていました。
そこで、現場で地震の発生を検知する警報設定とメール通報ができる仕組みが検討され、データマル(形式:DL8)が採用されました。その結果、地震の発生を複数人にメールして情報共有ができるようになり、スピーディーな初期対応が可能になりました。


事例03
工場の研究開発棟に設置したクーリングタワー設備の異常監視に現場設置形データロガーが採用されました。
監視対象のクーリングタワーは、工場の研究開発棟で使用する装置(炉、成形機、レーザー装置など)を冷却して戻ってきた水を冷やすための重要な設備ですが、故障が発生して異常表示灯が点灯・回転しても誰も気付かずに、設備が停止してしまうことがありました。そこでトラブルが発生したときの状況を「見える化」するために、現場設置形データロガー Webロガー2 (形式:DL30)を設置して、予知・予防保全を行うことにしました。別建屋の製造ラインではビル監視システムでクーリングタワーも遠隔監視していましたが、同様のシステムを導入すると非常に高価になります。Webロガー2はすでに必要な機能がパッケージ化されており、帳票では最大値や最小値の集計も自動で行えるので、簡単・安価に監視システムを構築できました。

(*1)FTP(File Transfer Protocol)はサーバとクライアント間で、ファイルを送受信する通信の決まりごとです。

事例04
電力監視のために行っていた50箇所の「見て回り手書きメンテナンス」から脱皮できました。
工場内の主要設備(キュービクル、コンプレッサ室、電気炉など)が約50箇所あり、月1回巡回して電力データを記録していましたが、この作業には約4時間必要で、改善が求められていました。
そこで、既設盤のスキマに設置できる超小形の電力マルチ変換器で計測したデータを920MHz帯マルチホップ無線機器を利用して送り、Webロガー2 で収集するシステムを提案し、ご採用いただきました。
これにより見て回りの作業時間が不要になったのはもちろんのこと、リアルタイム監視が可能になったことで変動傾向が確認できるようになりました。今後、工場ではエネルギーロスの改善や設備の予知・予防保全にもつなげていく計画もあります。

