Products Review
多回路の電力監視システムなどにも柔軟に対応
Webロガー2はModbus/TCP通信やSLMP通信の機能を搭載しており、Modbus/TCPスレーブのリモートI/O機器やSLMPクライアントのPLCと通信を行い入出力信号の拡張ができます。このたび、高機能仕様タイプ(形式:DL30-G) が接続できる台数を最大32台から64台に倍増しました。この機能追加により、今後需要が増える多回路の電力監視システムなどにも柔軟に対応することができます。
カーボンニュートラルの第1歩は電力監視から!カーボンニュートラルを実現するためには、緻密な電力管理が欠かせません。 既設の装置1台ごとの電力監視に最適な電力マルチ変換器(形式:M5XWTU、M5XWT、M50XWTU)などとWebロガー2を組合せることで、装置の電力監視を実現します。

●片手で握れる超小形の電力マルチ変換器
電力マルチ変換器

形式 M5XWTU 基本価格:35,000円
電力測定値は290要素(三相3線式の場合)、出力はModbus通信、アナログ出力、電力パルス/警報出力から、いずれか一つをお選びいただけます。
形式 M5XWT 基本価格:22,000円
電力測定値は高調波を除く104要素(三相3線式の場合)、出力はModbus通信のみです。

●最大4回路計測できる電力マルチ変換器
電力マルチ変換器

形式 M50XWTU 基本価格:42,000円
・CO2排出量が測定できます!(電力量換算値)
・CEマーキングや三相4線式に対応したワールドワイドな仕様を備えています。
・電圧、電流、電力をはじめ、CO2排出量(電力量換算値)や高調波などの電力要素を測定します。
・計測点数は単相2線式なら最大4回路、単相3線式または三相3線式なら2回路測定できます。
・出力はModbus通信、各種電力量パルス2点

すでにご購入/ご使用されているDL30-Gも機能追加ができます!
当社WebサイトにあるWebロガー2 ファームウェアアップデータ(形式:DL30Updater Ver3.11.0以降 )を使用してアップデートすることにより、接続台数を最大64台まで拡張することができます。
Webロガー2の活用方法とサポート資料をご紹介します
■演算機能を利用したCO2換算
Webロガー2に搭載している演算機能を利用して、Webロガー2が収集した電力量からCO2排出量を求めることができます。演算で求めたCO2排出量は帳票にして管理・保存することができます。
CO2排出係数とは?
一定のエネルギー使用量あたりのCO2排出量のことをいいます。たとえば、電力の場合なら1kWhの電力を発電する際に排出されるCO2排出量を排出係数として表します。
■ユーザ定義画面作成機能を活用した 「見える化」
Webロガー2用作画ソフトウェア(形式:DL30 Web Designer)を使用すれば、Webデザインの知識がなくても簡単にWeb画面が作成できます。たとえば、単線接続図や装置などの背景に電力の値を表示するだけで「見える化」を容易に実現できます。 Webロガー2用作画ソフトウェアは、当社Webサイトから無料でダウンロードできます。
■動画やFAQによる設定サポート資料
Webロガー2のエンジニアリングをサポートする取扱説明動画や「よくあるご質問(FAQ)」をWebサイトに公開しています。電力マルチ変換器や920MHz帯マルチホップ無線機器くにまると組合せた設定など、アプリケーションに合わせた設定方法を多数公開していますので、ぜひご活用ください。
Webロガー2取扱説明動画
よくあるご質問(FAQ)