第7回 ネットワーク機器 組合せ体験レポート
48×96mm カラーLCD表示形チャートレス記録計で直流電圧信号を記録してみた!
このコーナーでは、ネットワークを使って当社の製品同士、あるいは当社製品と他社製品と組合せて通信を行うための配線や設定方法などを具体的にご紹介します。
今回ご紹介する設定の詳細は、当社Webサイトの「よくあるご質問(FAQ)」に掲載しています。

今回の体験レポート
新製品のチャートレス記録計(形式:VR4896E-G2)に直流電圧信号1〜5Vを入力して記録するまでの手順をレポートします。

VR4896E-G2の特長
- タテ48mm×ヨコ96mm(DIN規格)の従来にはなかったコンパクトなチャートレス記録計です。
- 装置や設備の測定データや運転・停止の状態をマイクロSDカードに記録します。
- 最速100ミリ秒の高速サンプリングを実現します。
- 前面パネルは安心の保護等級IP55です。
- コンフィギュレータソフトウェア(形式:VR4896CFG)を使用して、収録データを表示・解析します。
- 直流電圧入力2点、接点入力1点、フォトMOSリレー出力1点に対応しています。
- トリガ入力、警報出力に使用できます。
ご準備いただくもの

- チャートレス記録計
形式:VR4896E-G2-1-R - microSDカード(当社指定品)
- Windows PC
- LANケーブル×2本(ストレート)
- HUB
- 24V DC電源
- 配線材料一式
VR4896E-G2の設定
VR4896E-G2とパソコンをEthernetケーブルで接続して、測定値のチャネル登録や記録の詳細設定をコンフィギュレータソフトウェア(形式:VR4896CFG)で行います。
VR4896CFGは、当社Webサイトから無料でダウンロードできます。

1アナログ入力(AI)を登録
VR4896E-G2の入力電圧の範囲は、-10~+10V となっています。VR4896E-G2の内部では、入力信号-10~+10V /0.00~100.00 %に変換して扱います。このまま、1~5V を入力すると、1~5V / 55.00~75.00%となり扱いにくいため、先に記録計本体を設定して、1~5V / 0.00~100.00%となるように変更を行います。

● アナログ信号の配線
アナログ入力用コネクタの端子番号1(AI1+)と端子番号2(AI1-)に信号を配線します。
端子配線はVR4896E-G2仕様書 4ページをご覧ください。

● コンフィギュレータソフトウェア
(形式:VR4896CFG)のアナログ入力(AI)設定

2記録の設定

設定が終わりましたら、VR4896E-G2へ設定を書込みします。
3記録を開始

設定には、ご紹介したほかにも設定が必要な項目があります。設定は製品とコンフィギュレータソフトウェアのマニュアルに従って進めてください。