アプリ事例集
こんなところで活躍しています!
エムジー製品のアプリケーション紹介 vol.8
事例01
生産中止になった既設システムの機器も活用して計測ポイントを追加しさらに便利な電力・ユーティリティ監視システムを構築できました。
省エネ対策推進のため、既設電力監視システムに計測ポイントを追加しようとしたところ、このシステムが生産中止になっていました。既設システムはModbus通信を利用できるため、上位システムとしてWebロガー2(形式:DL30)、追加計測ポイント用に電力マルチ変換器(形式:M5XWT)をご提案しました。既設の電力マルチメータとの接続テストも満足な結果に終わり、改造工事の手間と費用を省けることが評価されてご採用いただきました。Webロガー2により日報・月報・年報の自動集計ができるほか、さらにリモートI/O(形式:R7M)を追加して流量集計や機器の状態監視もWebブラウザでできるようになり、今後もユーティリティ監視の範囲を広げていく予定です。


事例02
コントローラの内部データを100ms周期で記録できる48×96mmデジパネサイズのチャートレス記録計が採用されました。
太陽光発電システムでは、電力の需給バランスを充放電により調整する蓄電池システムが需給調整市場の充実化を図るうえで重要性を増しています。そこでハイブリッド電源装置用のデータロガーとして、コントローラから3点の信号(有効電力・無効電力・周波数)を取込むため、48×96mmデジパネサイズのチャートレス記録計(形式:VR4896E-G2)をご提案し、ご採用いただきました。Modbus/TCP通信を利用して100msの高速周期で内部データを記録できることから、事象の解析ができるようになり、とても便利になりました。さらに多点数データのロギングが必要な場合には、タブレットレコーダ(形式:TR30)もご提案中です。


事例03
半導体製造工場で使用している長さ2400mm、110形蛍光灯から「配線工事不要」でエムジーの直管LEDライトに取替えできました。
ある半導体製造工場では、2400mm/110形蛍光灯を使用されていましたが、2027年末の直管形蛍光灯製造禁止に備えて、交換できるLED照明をお探しでした。そこで1200mmタイプに加えて2400mmタイプなどのサイズを揃え、さらに昼白色からイエロータイプまである直管LEDライトシリーズをご提案し、「配線工事不要」でクリーンルームにも導入しやすいことから早速ご購入いただきました。工業製品のメーカー製で長期保証も高評価をいただきました。



(*1)万能の用語は、既設照明器具の点灯方式(グロー・ラピッド・インバータ・AC電源直結)を問わず交換可能である意味で使用しています。
・ 対応器具であっても一部点灯しない場合があります。器具の形状によっては装着できない場合があります。
・ 2灯式の場合は2本ずつ交換してください。
・ LED照明は、株式会社MGMTの製品です。
事例04
職場環境管理のため暑さ指数を計るWBGT計(*2)からの信号を既設の電力監視システムに追加して取込み、警報出力と日報集計ができました。
2025年6月からの熱中症対策義務化に伴い、職場環境管理として外気温に近い職場のWBGT値の計測と記録を検討していました。
そこで、すでに導入していた工場内分電盤の電力監視システムで使用しているWebロガー2(形式:DL30)に、920MHz帯無線経由でWBGT計の信号を取込めるようにシステムの拡張を行いました。
温度計測地点は分電盤から離れた箇所もあったため、無線子機は新たに追加設置しましたが、有線で配線工事をするよりも格段に安く工事ができました。また、機器の設定も簡単な追加作業ですみました。
(*2)WBGT(Wet Bulb Globe Temperature)計
湿球黒球温度計。熱中症予防の目安や暑熱環境での熱ストレスの評価として使用される暑さ指数を計ることができます。

暑さ指数について
詳しくは環境省熱中症予防情報サイトをご覧ください。
https://www.wbgt.env.go.jp/wbgt.php