電動アクチュエータ サーボトップ® 2 PRP-2
製品概要
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遊星ギヤ
遊星ギヤ機構は、太陽と太陽の周りを惑星(遊星)が公転するように、中心にある太陽ギヤが回転することで、その周囲にある2つの遊星ギヤが回転(自転)しながら、太陽ギヤの周囲を回る(公転する)構造になっています。そして、2つの遊星ギヤは出力軸が付いている遊星キャリアで連結されており、遊星キャリアが回転することで遊星ギヤ機構の出力軸が回転します。遊星ギヤ機構は、平ギヤを組合せるギヤ機構より少ないギヤ枚数で大きなトルクを得ることができるので、コンパクトでバックラッシュの少ないギヤ機構を実現できます。
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ステッピングモータ
駆動部に非接触構造で長寿命のステッピングモータを採用しました。1パルスあたり1.8°でモータの回転角度を制御できるため、高い精度で開度制御が行えます。
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電子回路の発熱対策
発熱するモータ制御基板と電子回路を分離し、さらにモータ制御基板の放熱効率を上げることで発熱対策を図っています。
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ギヤ機構の長寿命構造
軸受け強度と高品質・長寿命を 図るために、給油の必要がないドライベアリングを採用しています。
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開度検出用ポテンショメータ
産業車両や建設機器に搭載する タイプのポテンショメータを採用し耐振動性、高品質および長寿命を実現しています。
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中~大口径の回転式調節弁駆動に適した電動アクチュエータ、製紙工場の種口弁駆動にも最適
PRP-2は製紙工場などで多用される比較的口径の大きなVボール弁やバタフライ弁の駆動に適した製品です。電動アクチュエータには、空気式のアクチュエータに比べて大幅な省エネルギーなど多くのメリットがあります。PRP-2の登場により、小~中口径の調節弁駆動に適した従来製品(形式:PRP-0/1)と併せ、工場全体の調節弁の電動化が可能になりました。また、PRP-2は特に高い分解能が求められる製紙工場の種口弁の駆動にも最適な製品です。従来型の種口弁用電動アクチュエータをPRP-2にリプレースすれば、メンテナンスのコストダウン、短工期、省スペースなど多くのメリットがあります。
サーボトップ® 2 PRP-2 主な仕様
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形式 | PRP-2 基本価格は仕様書をご覧ください。 |
回転角度 | 90° |
最大トルク | 600N・m |
開閉時間 | 50秒(90°)、34秒(90°)、 ご指定時間(取扱説明書参照) |
入力信号 | 4~20mA DC または 1~5V DC |
供給電源 | 100~120V AC(CE対象外)、200~240V AC |
保護等級 | IP66 |
配線口 | 2ーG1/2 |
駆動モータ | ステッピングモータ |
角度検出 | ポテンショメータ(コンダクティブタイプ) |
手動操作機能 | あり |
開度出力 | 4~20mA DC |
使用温度範囲 | −20~+55℃ |
振動試験条件 (固定振動数耐久試験、 掃引耐久試験) ・加速度 |
19.6m/s2(2G) |
質量 | 約26.5kg |
直線性分解能 調整範囲 |
1/300~1/1000 |
アクセサリ | プログラミングユニット 形式:PU-2A |
・仕様により加算価格があります。詳しくは仕様書をご覧ください。
・アクセサリ、関連機器などの価格については仕様書をご覧ください。
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外形寸法図(単位:mm)