ロードセルはじめました

エムジーが新たに販売を開始するロードセルをご紹介します。
ロードセルもエムジーでご注文いただけます。

エムジーは、ロードセル変換器からはじまり、デジタルパネルメータ警報設定器リモートI/Oウェイングインジケータなど様々なインタフェース機器を取揃えてまいりました。これからは、これらの機器と併せて、ロードセルも一括してご注文いただけます。

ロードセルの価格、納期についてはホットラインまでお問合せください。

ロードセルの原理

ロードセルは、力を加えると変形する金属と、変形すると抵抗値が変化するセンサの組合せでできています。力を加えると変形する金属は起歪体(きわいたい)といい、変形すると抵抗値が変化するセンサはひずみゲージ(ストレンゲージ)といいます。ひずみゲージは変形に対して下記のような特性を持ちます。

ロードセルの原理
ひずみゲージ

ホイートストンブリッジ回路と定格出力

ひずみゲージの抵抗値変化はとても小さいのでホイートストンブリッジ回路を用いて電圧に変換します。ホイートストンブリッジ回路は、R1×R3とR2×R4の抵抗値が等しいときは出力電圧が0Vになり、抵抗値のバランスが崩れると、それに応じて出力電圧が変化します。ページ下部の表にある定格出力の値は、ロードセルに定格容量の力を加えたときの1Vの印加電圧に対する出力電圧を表しています。

ホイートストンブリッジ回路

ロードセルの種類

●圧縮形

最も一般的な形状のロードセルです。容量もサイズも様々なタイプがあります。

圧縮形
●引張圧縮両用形

上下にロッドエンド(*1)やアイボルトなどを取付けて使用します。圧縮用として使用する場合は、固定側と荷重側があるので注意が必要です。

引張圧縮の場合
圧縮の場合
ロッドエンド:球面すべり軸受を備えたベアリングの一種です。複雑な動きに適しています。
(*1)ロッドエンドはお客様ご用意
(*2)ロードボタンはオプション
●ビーム形

ビーム(beam)とは「梁(はり)」の意味で、フレームやハウジングから張り出した状態で使用します。通常、3個から4個を1セットで、はかり用などに使用します。

ビーム形
(*2)ロードボタンはオプション
●引張形

クレーン用のロードセルです。シャックル(*3)などを取付けて使用します。

引張形
シャックル:吊り荷とワイヤロープ・スリングなどを繋ぐ連結用金具です。
(*3)シャックルはお客様ご用意
圧縮形
引張圧縮両用形
ビーム形
圧縮形
引張形

R.O.:定格出力(Rated Output)
R.C.:定格容量(Rated Capacity)

(*4)形式によりサイズ、形状が異なります。詳しくは仕様書をご覧ください。
(*5)形式により定格出力、定格出力誤差の値が異なります。詳しくは仕様書をご覧ください。
・開発中製品のため仕様・形状が変更になる場合があります。