避雷器の選定
防護レベル(制限電圧 用語解説があります。)
防護レベルが、必ず被保護機器の耐電圧以下になるよう選定してください(図1)。

図1
最大負荷電流 用語解説があります。
信号用なら何mA流すか、電源用なら電源容量が何VA必要かで選定してください。
放電耐量 用語解説があります。
1kA~20kAまで用意しています。設置場所の襲雷頻度や被保護機器の重要度で選定してください(図2)。
最大使用電圧 用語解説があります。
最大使用電圧が、被保護機器の定格電圧以上になるよう選定してください(図2)。

図2
電子機器と信号用避雷器の組合せ
信号用避雷器の種類
標準信号用、測温抵抗体用、熱電対用、ポテンショメータ用、ロードセル用、パルス用などに加え、NTT専用回線用、多重信号伝送用など、用途に合わせた避雷器を数多く用意しています。信号の種類をもとに選定してください。
[選定例]
2線式伝送器の場合、主に4~20mA DCの直流信号で伝送され、電源系統は24V DCが一般的です。標準信号用避雷器(例:MDP-24-1)を選定してください。伝送器と受信計器の双方が電子回路を内蔵しているので、避雷器は両側に接続してください。
測温抵抗体の場合、測温抵抗体用避雷器(例:MDP-RB)を選定してください。検出端に電子回路はありませんが、白金抵抗体が断線するのを防ぐため、避雷器は検出側と変換器側の両側に接続してください。
電源用避雷器の種類
最大負荷電流は200Aまで、相数は単相2線式、単相3線式、三相3線および直流電源用を用意しています。
負荷電流と相数をもとに選定してください。