FAXロガーの主な機能概要
- 事象検出機能:
- 接点入力、デジタル計器ライン出力を0.5秒周期で監視し、異常発生/解除 機器運転入/切などの事象を検出します。
アナログ入力値、アナログ演算出力値を0.5秒周期で監視し、入力点ごとに設定された上限警報設定値、下限警報設定値に従って、異常発生/解除の事象を検出し、警報出力として出力します。
- 事象ログ機能:
- 異常発生/解除、機器運転入/切、停復電などの事象を検出しタイムスタンプを付けてメモリ内に蓄積できます。
- 帳票作成機能:
- 入力データを時計データ、日計データ、月計データとして集計し日報、月報や年報を表示するための帳票データを自動作成します。日報、月報、年報ともにA4判1ページに8項目×8ページ=64項目のデータを表示できます。
帳票データ項目は別表「帳票データ項目一覧」を参照
- ・日 報:
- 11日間(当日含む)を記録
- ・月 報:
- 13ヶ月間(当月含む)を記録
- ・年 報:
- 2年間(当年含む)を記録年報開始月を1月、4月、10月から選択できます。
通 信 機 能
・FAX通信機能
- 事象通報:
- 異常発生/解除、機器運転入/切、アナログ上下限警報、停復電などの事象検出にて通報文をFAX機へ通報。通報先は最大8箇所。
- 定時通報:
- 日報(月報、年報) を任意の時刻(月報は任意の日にち) に最大8箇所まで通報
- 呼出印刷:
- FAX機からFAXロガーを呼出し、日報、月報、年報または異常ログ・運転ログの印刷要求を行うことで、FAXロガーから各通報を受信できます。
FAXロガーへのアクセスはパスワードの設定により規制をかけることもできます。
・音声通信機能
- 音声通報:
- 異常発生/解除、機器運転入/切、アナログ上下限警報、停復電などの事象検出にて通報文を電話機へ通報。通報先は最大8箇所。
AND巡回形、OR巡回形を要求コードにより選択できます。
通報優先順位は通報先1からです。
- 音声報告:
- 電話機からWebロガーまたはFAXロガーを呼出し、異常状態の事象を読上げることができます。
- 音声読上げ機能:
- アナログ入力、デジタル入力の現在値を読上げ、1点ずつを選択できます。
・Eメール通信機能
- Eメール通報:
- 異常発生/解除、機器運転入/切、アナログ上下限警報、停復電などの事象検出にて Eメール通報。通報先 Eメールアドレスは最大8箇所。
認証方式は APOP、POP3、SMTP-AUTH(CRAM-MD5、LOGIN、PLAIN)に対応。
メールの暗号化(SMTP over SSL/TLS)には対応していません。
・設 定 機 能
- ビルダ設定:
- 専用のビルダソフトをインストールしたパソコンから、FAXロガーが持つ機能の各種設定ができます(パソコンはお客様にてご用意ください)。
- 制御機能:
- 0.5秒周期で合わせて64個のリレー回路を組むことができます。
- ロジック制御機能:
- 内部接点出力(Do 4点、ただしUPSバックアップ使用時Do 3点)を利用して、簡潔な論理制御が行えます。デジタル計器ライン出力を接点入力と同時に事象検出、帳票へ反映できます。
- アナログ演算機能:
- アナログ入力を四則演算し、比較結果を接点出力可能。アナログ演算出力値をアナログ入力と同様に事象検出、帳票へ反映可能。
- 時計自動調整機能:
- 指定時刻にNTPサーバ(時刻サーバ) に接続して時計の自動修正を行えます。