データマル® 機能のご紹介

■ ロギングユニット
「見せる機能」、「知らせる機能」、「記録する機能」「I/O制御機能・画面拡張機能」「通信機能拡張」に対応した5つのタイプをラインアップしました。お客様は用途に応じてタイプを選択することによって、コストを抑えた最適なシステムを構築することができます。
基本価格は仕様書をご覧ください。
タイプ | 主な機能 | 形式 | ||||
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A | 見せる機能 | − | − | − | − | DL8-A |
B | 見せる機能 | 知らせる機能 | − | − | − | DL8-B |
C | 見せる機能 | 知らせる機能 | 記録する機能 | − | − | DL8-C |
D | 見せる機能 | 知らせる機能 | 記録する機能 | I/O制御機能 画面拡張機能 |
− | DL8-D |
E | 見せる機能 | 知らせる機能 | 記録する機能 | I/O制御機能 画面拡張機能 |
通信機能拡張 | DL8-E |
・仕様により加算価格があります。詳しくは仕様書をご覧ください。
■ 入出力カード
経済的な超薄形の入出力カードです。
信号の種類と点数に応じて自由に選定・組合せができます(最大16台まで)。
このほかにリモートI/O拡張機能により入出力信号の点数を増やすことができます。
■ 機能説明図

*1. クラウドサーバは、当社では用意しておりません。クラウドサーバは有償・無償のレンタルサーバも含みます。
*2. 無線LANを使用するには無線LANアクセスポイントが必要です。
タイプ | 機能 | 概要 | |||||
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A | B | C | D | E | |||
○ | ○ | ○ | ○ | ○ | 見せる機能 | Web閲覧 (ノーマル形) |
データマルがWebサーバとなり、ブラウザを用いて入出力状態を閲覧することができます。 |
Web閲覧 (クラウド形) |
データマルがFTPクライアントとなり、Web用のファイルをクラウドサーバにアップロードします。 ユーザは、このサーバ内を閲覧でき、多人数でアクセスしたときもデータマルに負荷がかかることはありません。 |
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リモートI/O 拡張 |
I/Oを拡張でき、少し離れた(500m以内)測定箇所のデータを一括して扱えます。 | ||||||
ー | ○ | ○ | ○ | ○ | 知らせる機能 | メール送信 | イベントが発生すると、その内容をメールにて通報することができます。 その他定時通報、テスト通報ができます。 |
警報接点出力 | イベントが発生すると、現場で警報接点を出力することができます。 | ||||||
FTP クライアント |
指定したデータをユーザ定義可能なCSV形式のファイルとしてFTPサーバにアップロードできます。 | ||||||
ー | ー | ○ | ○ | ○ | 記録する機能 | データロギング | データをサンプリングし、実量値をCSV形式でSDカードに保存できます。 |
FTPサーバ | データマルがFTPサーバになります。データマルに接続したFTPクライアントは、データマルのロギングデータファイル(CSV形式)をダウンロードできます。 | ||||||
ー | ー | ー | ○ | ○ | I/O制御機能 画面拡張機能 |
I/Oマッピング | 自局のI/Oはもちろん、Modbus/TCPでつながるリモートI/Oの入出力信号を自在にマッピングできます。 |
Web画面 カスタマイズ |
JavaScriptやHTMLの独自タグを用いてユーザ定義の画面を作成できます。 | ||||||
ー | ー | ー | ー | ○ | 通信機能拡張 | 暗号化通信 | HTTPS、FTPSによる暗号化通信ができます。暗号化することで安全にデータをやり取りすることができます。 |
SLMP通信 | SLMPクライアント機能によりPLCと通信してデータを収集できます。 |
■ データマルの機能解説
メール通報
メールの宛先は32件まで登録できます。定時通報やイベントごとに送信したい宛先を指定して送信することができます。メール通報が失敗したときは、自動で30秒毎に5回まで再送します。それでも送信できないときは、外部へ接点出力を行い異常を知らせることができます。
タイプB・C・D・Eの機能

Modbus/TCPマスタ、Modbus/スレーブ、SLMPクライアント
データマルはModbus/TCP通信やSLMP通信で最大12台のリモートI/OやSLMP対応機器と接続し、入出力の拡張ができます。取込んだデータを現在値やトレンドグラフにしてWeb監視することができます。また、SCADALINXpro HMIパッケージ(形式:SSPRO6)を使用すれば、複数のデータマルを一括で集中監視することができます。
Modbus/TCPマスタ/スレーブは全タイプの機能
SLMPクライアントはタイプEの機能

HTTPS通信
データマルは、HTTPSに対応しています。HTTPSは、HTTPを暗号化した通信プロトコルです。暗号化することで安全にデータをやり取りすることができます。サイバー攻撃による通信内容の盗聴や改ざんが行われるリスクを減らすことができます。使用するブラウザソフトにロ-カル認証局作成支援ソフトウェア(形式:LCA-DL8)で作成したサーバ証明書をデータマルとパソコンにインポートすることでHTTPS通信を行うことができます。
LCA-DL8は当社Webサイトから無料でダウンロードできます。
タイプEの機能

FTPクライアント・FTPサーバ、FTPSクライアント・FTPSサーバ
データマルで記録・保存しているCSVファイルをFTPサーバへ転送したり、FTPクライアントからデータマルへSDカードに記録されたCSVファイルを取得することができます。FTPSサーバを利用するには、データマルにロ-カル認証局作成支援ソフトウェア(形式:LCA-DL8)で作成したサーバ証明書をインストールします。
FTPクライアントはタイプB・C・D・Eの機能
FTPサーバはタイプC・D・Eの機能
FTPSクライアントはタイプEの機能
FTPSサーバはタイプEの機能

I/Oマッピング
LAN/WANやVPN(バーチャルプライベートネットワーク)などのIP(インターネットプロトコル)網を介して、データマルの通信機能を利用してネットワーク上にあるリモートI/O、I/Oカードなどの間で自由に入力信号と出力信号を接続できる機能です。遠方に設置された現場の信号をデータマルを介して集中監視するIPテレメータシステムを構築できます。
タイプD・Eの機能

主なModbus/TCP通信機能をもつ機器のご紹介

・データマル(形式:DL8)とRS-485の機器はスイッチングハブを介して信号の入出力が行えます。
・単独設置形もご用意しています。

本器は、データマルと入出力カードを全て連結した終端に連結します。本器をデータマルと入出力カードの間に連結しますと、本器以降の入出力カードは電源供給や内部通信が行えなくなります。
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- R3シリーズ
- Modbus/TCP(Ethernet)用 通信カード
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形式:R3-NE1
入出力カードの種類が豊富なリモートI/O R3シリーズと組合せて使用するModbus/TCP(Ethernet)用通信カードです。
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- R7Eシリーズ
- Modbus/TCP(Ethernet)用 コンパクト一体形リモートI/O
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R7Eシリーズ
接点入力、直流電圧/電流入力、熱電対入力、測温抵抗体入力、ポテンショメータ入力、交流電流入力など機種が豊富です。