ブラウザのある端末ならどこからでもアクセスできる現場のWebサーバです。
高機能なトレンドグラフの表示画面も標準装備しています。
トレンド画面

1ページあたり4ペンのトレンド画面を16ページ分表示します(合計64ペン)。
各ペンには全ての種類の入/出力チャネル(Ai/Di/Pi/MA/MD/Ao/Do/Doグループ(DL30-Gのみ))が割り付けられます(重複登録可)。
サンプリング速度は、1/5/10/30秒、1/5/10/15/30分、1時間、1日をページ単位で指定できます。
サンプル数は最大50000点でそれを超えると自動上書きされます。表示は自動更新*1されます。
*1. 表示の更新周期は0~999秒で、0秒に設定すると表示を更新しません。
数値表示


■ トレンド画面の便利な機能
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目盛の最大値/最小値を変更する
目盛の最大値、最小値を変更することができます。
計測中に想定外のスケールで信号が入力されたときなど、表示範囲を広げてトレンドを見ることができます。 -
ペンの表示/非表示を切替える
監視したい信号のみを残し、ほかは非表示にすることでトレンドグラフを見やすくできます。
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時間軸を拡大/縮小する
長時間計測したトレンドグラフの時間を縮めて、一目でグラフの推移を確認できます。
時間軸は100%(等倍)、50%、20%、10%の4段階で切替えることができます。 -
グラフを比較する(目盛方向の移動)
選択したペンのトレンドグラフを、目盛方向に移動することができます。
同じように推移する2つのグラフの相違点を、素早く見つけるときなどに便利です。 -
グラフを比較する(スケールの拡大/縮小)
選択したペンのトレンドグラフを、目盛方向に拡大することができます。
トレンドグラフの僅かな変化を、拡大して観察することができます。 -
表示画面の更新周期を変更する
画面の更新周期を変更することができます。更新周期は0~999秒です。
0秒に設定した場合は、画面の自動更新を行いません。
測定する信号に合わせて設定してください。 -
■ データ画面
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■ イベント画面
割り付けているチャネルの現在値が一覧表示されます。
チャネルのタイプ(Ai、Di、Aoなど入出力の種類)により表示される項目が異なります。表示は自動更新*1されます。


*1. 表示の更新周期は0~999秒で、0秒に設定すると表示を更新しません。
内部メモリに蓄積されているイベントデータ(イベントログ/システムログ/通信ログ)を時系列で最大2000件表示します。
イベントの全件、当日分、前日分の表示切替えができます。
表示は自動更新*1されます。

*1. 表示の更新周期は0~999秒で、0秒に設定すると表示を更新しません。
作成した帳票はブラウザから監視できます。
帳票画面
内部メモリに保存されている帳票データ(日報/月報/年報)を表形式で表示します。1つの表に8チャネル分表示し、9チャネル以降は次の表に表示されます。

これは便利、帳票を自動で転送できます!
メールに添付して自動送信できます。
メール通報機能を利用して、SDカードに保存した帳票のファイルをメールで送信できます。送信のタイミングは、帳票はファイル更新時、ロギングデータやログなどはファイル確定時から選択できます。

詳細は、メール通報機能をご覧ください。
FTPクライアントから自動送信します。
FTPクライアント機能を使用して、SDカードに保存した帳票のファイルをFTPサーバに送信できます。送信のタイミングはファイル更新時です。

*2. FTPSにも対応しています。(DL30-Gのみ)
詳細は、通信制御機能をご覧ください。
ダウンロード画面
内部メモリ、SD カードに保存されているロギングデータ、帳票データ、イベントデータの一覧が表示されます。
左側にフォルダの一覧が、右側にファイルの一覧が表示されます。内部メモリのデータやSDカードのファイルをダウンロードできます。また、SDカード内の古いファイルを手動で削除できます。

スケジュール画面
あらかじめ登録したスケジュールに従って動作しているチャネルの現在の状態を確認できます。1つのスケジュールの中でデジタル出力(Do)とデジタル演算値(MD)を最大8チャネル指定し、それぞれにON出力の開始時刻とOFF出力の終了時刻を設定できます。
このスケジュールは日単位で64パターン(DL30-G)まで登録することができ、当日から1週間先まで割付けられます。例えば、7つのパターンを使用して、曜日ごとに異なるスケジュールを設定したり、2パターンを使用して、平日用を月~金に、休日用を土・日に割付けることができます。


スケジュール機能の特長(DL30-G)
- Web画面より開始・終了時刻、登録機器、各種メンテナンスが行えます。
- GDo(デジタル出力グループ)チャネル機能*3を使って、デジタル出力(Do)、デジタル演算値(MD)を一括して操作できるようになりました。
- 外部からの接点入力により、スケジュール機能による出力を一括でOFFにできます。
- 年月日を指定して、特別日のパターンを登録できます。
*3. GDo(デジタル出力グループ)チャネル機能とは、デジタル出力チャネル(Do、MD)をグループ化した仮想チャネルとして扱える機能です。
稼働監視(DL30-Gの機能)
■ アンドン画面
アンドン表示によって、設備やラインの状態がリアルタイムで分かります。
現在、生産設備がどのような状況にあるかをアンドンで表示する機能です。稼働、停止、ワーク欠品、段取り替え、異常停止などの設備の状態、あるいは温度や流量、液位などの物理量をリモートI/Oを介して入力し、色分けして名称、数値と共に表示します。
演算機能で時間表示から分析まで行えます。
Webロガー2には、接点のONまたはOFFの時間を積算する機能があります。これを使って各種状態の積算時間を表示することができます。また、豊富な演算機能があり、時間計測やカウンタを使って装置の稼働率そのほか様々な分析を行うこともできます。
デジタルデータの表示
デジタル入力またはデジタル演算値を組合せて最大5段階の状態を表示できます。 表示内容としては、表示名称、表示色や数値(主)のほか、3つの数値表示(副1~3)が行えます。
アナログデータの表示
アナログ入力、パルス入力、アナログ演算値の値(範囲)に対して5段階で表示色や表示文字列、数値(主)を表示できます。さらに3つの数値表示(副1~3)が行えます。

■ ガントチャート画面

ガントチャート(Gantt chart)では、アンドンの色で時間軸表示することによって、装置の状態や数値の値(範囲)を視覚的に表現します。1画面に12時間分のデータを表示し、画面スクロールにより48時間前までのデータが表示できます。
ユーザ定義画面例*4
HTMLやJavaScript、画像データ(gif、jpg)、CSSなどを駆使し、自由なWeb画面を作成できます。また、Webロガー2で計測したデータの現在値を、JavaScriptのデータファイルとして読み出すことができます。ユーザ定義画面を簡単に作成する専用ツール「Webロガー2用ユーザ定義画面作成ソフトウェア(形式:DL30 Web Designer)」を用意しています。作成したデータは、DL30 Web DesignerからUSBケーブルまたはEthernetからWebロガー2本体に転送します。容量は4MBを用意しています。

*4. DL30 Web Designerは、フリーソフトとして当社Webサイトからダウンロードできます。
画面はイメージです。