- 現場のデータを見る方法
- 入出力信号の取込み方法
- IPテレメータの構成例
現場のデータを見る方法
1. LANを使用して現場を監視する


解説
- パソコンやタブレットのブラウザからLAN経由で現場に設置したWebロガー2にアクセスします。
- Webロガー2に標準搭載したトレンドグラフやイベントログ、帳票画面を確認できます。
現場のデータを見る方法
2. LANを使用して工場内に分散した現場を集中監視する

*1. FTPSにも対応しています。(DL30-Gのみ)

解説
- Webロガー2のModbus/TCPスレーブ機能により、Webロガー2が収集したデータを上位システムのSCADAなどに受渡すことで、複数の現場を集中監視できます。
- 通信が切断してもWebロガー2がロギングデータを作成しているので、復旧時に欠測データを補完できます。
- Webロガー2が内部で作成したログや帳票ファイルをFTPで取得できます。
現場のデータを見る方法
3. インターネット回線を使用して遠隔監視とメール通報を行う

*1. FTPSにも対応しています。(DL30-Gのみ)
現場監視には固定IPアドレスまたはダイナミックDNSサービスの登録が必要です。

解説
- 離れた現場に設置したWebロガー2が収集したデータを、インターネット経由でパソコンやタブレットのブラウザで監視できます。
- インターネットを使用することで遠隔地の異常をメールで知ることができます。
現場のデータを見る方法
4. インターネットやモバイル回線を使用して、遠隔地複数拠点の集中監視を行う

*1. FTPSにも対応しています。(DL30-Gのみ)
現場監視には固定IPアドレスまたはダイナミックDNSサービスの登録が必要です。
解説
- Webロガー2をVPNで結んで複数拠点の集中監視ができます。
- モバイルルータを使用することで監視が困難とされた場所の監視場所が可能となります。
- Modbus/TCP通信でリアルタイムに現在値を監視できます。
- 通信が切断してもWebロガー2がロギングデータを作成しているので、復旧時に欠測データを補完できます。
- Webロガー2が内部で作成したログや帳票ファイルをFTPで取得できます。
入出力信号の取込み方法
1. 入出力カードから信号を取込む


解説
- リモートI/O R30シリーズの入出力カードをベース上に取付けて入出力信号を取込みます。
・入出力カードを実装する際は別途ベースを用意する必要があります。詳しくは仕様書をご覧ください。
・実装可能なカードは最新の仕様書をご覧ください。
入出力信号の取込み方法
2. リモートI/Oから信号を取込む

解説
- 各種リモートI/OをModbus/TCPで接続して入出力信号を取込みます。
- Ethernet/RS-485変換器(形式:GR8-EM)を経由してModbus-RTUで接続したリモートI/Oの入出力信号も取込めます。
入出力信号の取込み方法
3. オープンネットワークから信号を取込む

解説
- Ethernet/RS-485変換器(形式:GR8-EM)を使用して、Modbus-RTU機器のデータを取込みます。

- 当社リモートI/Oの通信入出力カードを使用することにより、異なる通信ネットワークのデータを取込めます。

入出力信号の取込み方法
4. SLMP対応機器やPLCから信号を取込む

SLMP:Seamless Message Protocol(CC-Link IEとEthernet製品をシームレスにつなぐ共通プロトコル)
解説
- SLMP対応PLCの入出力信号や内部データを取込みます。
- Modbus/TCPマスタとしてリモートI/OやPLCと接続することで、ほかのコントローラ内のデータを取込めます。
入出力信号の取込み方法
5. 920MHz帯マルチホップ無線機器「くにまる®」を使用して入出力信号を取込む

解説
- 920MHz帯マルチホップ無線機器「くにまる®」を組合せてセンサ信号をワイヤレスで伝送します。
- 少点数から多点数まで、配線の困難な離れた場所の信号もワイヤレスネットワークで簡単に取込めます。
- 無線機器「くにまる®」は、メッシュ形ネットワークの中で自動的に最適経路を選択して通信します。
IPテレメータの構成例
Webロガー2を使用したIPテレメータ(I/Oマッピング)の構成

解説
- Webロガー2がIPテレメータとして相互にデータを共有し、信号の入出力を行います。
- 親局⇔子局だけでなく子局1⇔子局2間でも通信ができます。
- Webロガー2でアラーム監視を行い、警報出力をほかのWebロガー2へ送信して、接点を出力できます。
- 警報発生時や相手局との通信異常時にはメール通報もできます。
- Webロガー2で収集したデータはロギングファイル、帳票ファイルとして保存します(CSV形式)。