オープン・フィールドネットワーク 概要
オープン・フィールドネットワークとは
仕様が公開され、多くのユーザ、メーカが共通に利用することのできるフィールドネットワークです。
現在、市場では適用分野や国別に多くの種類のオープン・フィールドネットワークが普及のテンポを速めています。まさに〈オープンフィールドネットワーク〉の時代です。
2種類のオープン・フィールドネットワークがあります。
- 機関や団体が協議して仕様を定め、それが公的規格として認められたもの。
- 特定のメーカ・組織が先行して開発し、普及活動を行った結果、いわゆる「デファクトスタンダード」として市場に定着したもの。
いずれも仕様がよく整理、統合されていて、誰もが多くの目的に利用することができます。
オープン・フィールドネットワークのメリットとは。
- エンドユーザの利用メリット・・・同じ種類のオープンフィールドネットワーク上には異なるメーカの機器を接続することができます(マルチベンダー)。
- メーカのメリット・・・個別の通信方式を開発する手間が省け製品コストを抑えることができます。
オープン・フィールドネットワークの構成
オープン・フィールドネットワーク(フィールドバス)は階層的に分類されます。
一般に、計装システムにおけるフィールドネットワークは、ネットワーク上で伝送される情報の内容や量・伝送スピードなどに対して階層的に分類されています。
階層の例
- 下層にあたる「センサ(ビット)レベル・オープン・フィールドネットワーク」
- 中層にあたる「デバイスレベル・オープン・フィールドネットワーク」
- 上層にあたる「コントローラレベル・オープン・フィールドネットワーク」
- これらの単階層あるいは複数の階層をカバーする各種のオープンフィールドネットワーク
