2048チャネル対応
クライアント/サーバ形 PCレコーダMSRpro® 製品概要
パソコン記録計の頂点に立つ、多点数・多機能・高速形PCレコーダです。
クライアント/サーバシステムが可能にした高機能PCレコーダです。

PCレコーダMSRproは、入力機器からの信号をパソコンのハードディスクに収録する工業用ペン式記録計(ペンレコーダ)用ソフトウェアです。 ご好評をいただいておりますPCレコーダの操作感をそのまま活かし、クライアント/サーバシステムでしか実現できない多点、高速、 各種リアルタイム処理機能を盛り込みました。
入出力ユニットには、抜群の経済性と機種の豊富さを誇る組合せ自由形リモートI/O R3シリーズを利用し、他では真似できない規模と経済性を両立しています。
主な機能と特長
- 高速サンプリング、100ms/1ステーション・1ノードです。
- 多点収録、2048チャネルです。
- グラフィック画面、128点オーバービュー。
- リアルタイム処理ができます。
- バッチ処理機能が使用できます。
- 電力デマンド監視用ソフトウェアMSRecoが付属しています。
- 920MHz帯特定小電力無線機器に対応しています。
システム構成例

920MHz帯 特定小電力無線機器

MSRpro-V6に接続できる入出力ユニット
入出力・電源・通信が一体となったユニット
(Modbusの場合は、72EM2-M4もしくはR2K-1をご使用ください)
920MHz帯特定小電力無線機器
組合せを選択できる入出力ユニット
タッチパネル式 チャートレス記録計
MSRproのソフトウェア構成
MSRproは下記3つのソフトウェアで構成されています。
MSRpro-Serverは、入力データの収集、収録、演算を行うソフトウェアです。
データの表示はMSRpro-Client/Analyzerで行います。両者の設定はMSRpro-Builderにて行います。
MSRpro-Server | ・サーバソフトウェア MSRpro-Server (形式:MSR2K-S) |
---|---|
MSRpro-Builder | ・ビルダソフトウェア MSRpro-Builder (形式:MSR2K-B) |
MSRpro-Client/Analyzer | ・クライアントソフトウェア MSRpro-Client (形式:MSR2K-C) ・帳票作成ソフトウェア MSRpro-Report (形式:MSR2K-CR) ・電力監視用ソフトウェア MSReco (形式:MSR2K-CE) ・電力監視用クライアントソフトウェア MSReco-Client (形式:MSR2K-CEC) |
MSRproのデータの流れ
MSRpro-Serverは、データの収集、収録、演算などを行うソフトウェアです。MSRpro-Client/Analyzerからの要求により、データの配信を行います。Serverは、入力機器のデータ収録、演算を行い、収録データファイルを作ります。また、データ記録時にアラーム設定されているアラーム範囲の判別を行います。
チャートの表示や過去データの読み出し、解析等は、Clientで行います。MSRpro固有のバイナリデータファイルの他にCSV形式のデータファイルをリアルタイムに作成することができます。
(バイナリデータファイルをCSVに一括変換することも可能です。)

ハードウェア構成
最小システム構成例

サーバソフトウェア(MSR2K-S)の動作環境
必要システム | 内容 |
---|---|
パソコン本体 | IBM PC/AT互換機 |
対応OS | Windows 7 Professional(32bit、64bit)、または Windows 10 Professional(32bit、64bit) |
CPU | Pentium IV 2.0GHz以上 |
ディスプレイ解像度 | XGA(1024×768) |
表示色 | 65000色以上 (16ビットHigh color) |
主メモリ(RAM) | 512MB以上 (1GB以上を推奨) |
ハードディスク | 80 GB以上(ご使用状況にあわせてご用意ください。) 内蔵ディスクをご使用ください。(SCSIなどの外部バスに接続されたディスクを使用した場合は、十分な性能を発揮できない場合があります。MSR2K用ハードディスク容量を確保するとともに、収録データを一部外部記憶媒体に移すなどの管理が必要です。) |
入力装置 | R3-NE1、R3-NM1*1、R5-NE1、R5-NM1*1、R1M-GH2、R1M-J3、R1M-A1*1、R1M-D1、R1M-P4*1、R1MS-GH3、 R2M-2G3、R2M-2H3、RZMS-U9、RZUS-U9、52U*2、53U*1、L53U*1、54U*1、R7M*1、R7E、R7MWTU*1、R7EWTU*1、R9MWTU*1、R9EWTU*1、73VR21□(ver.2、ver.3)*2 *3、73VR3100*2 *3、IT60RE、IT40SRE、IT50SRE、IT60SRE、R3-NMW1*1、R3-NW1*1 |
CDドライブ | WindowsがサポートするCDドライブがインストール時に1台必要 |
マウス | Windowsに対応するマウス |
通信インタフェース | Windows がサポートするLAN通信カード、RS-232-Cポート(COM1~COM8使用可能) |
*1.サンプリング速度100 msでの収録はできません。
*2.1ステーションに1ノードのみ設定できます。また、高速モードには対応していません。
*3.リアルタイム接続のみ可能です。
*4.無線親機(形式:IB10W2、WL40EW2)が必要です。
注1)ソフトウェアの動作は、パソコンの性能、環境に大きく依存します。測定データを取りこぼした場合は、前回の値を保持します。
注2)サーバソフトウェアとクライアントソフトウェアを同一パソコンで使用する場合は、サーバソフトウェアの動作環境に準じます。
パソコンの環境については、収録周期や接続機器の台数などにより、パソコンの負荷を考慮しながら快適なパフォーマンスが得られるシステム設計が必要です。
上記の動作環境を目安とし、適切な環境にするために十分なシステムをご用意ください。
■ ビルダソフトウェアは、サーバソフトウェアが動作するパソコンにインストールされます。